馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

10%の過酷なテーゼ 2/x


マラリアが発生する地域には、
血液中の赤血球の変異型、
鎌型赤血球を持った人が多くみられる。

―― 鎌型赤血球について、3行で説明を。


鎌のかたちをした赤血球は、
カリウムが、あれして、なにして、
原虫は、戸惑い、途方に暮れる。

―― 文系馬鹿やなw。


とにかく、鎌型赤血球は、
マラリアに対して抵抗性を示す。
乱暴に言うと、マラリアにかからない。

―― 分かりやすいわ。


しかし、鎌型赤血球を多く持っていると、
赤血球が正常に循環できないため、貧血になりやすく、
死亡することもある。

―― マラリアにかかるほうがましやね。


とくに、両親からともに、
鎌型赤血球遺伝子を受け継ぐと、
事態は極めて深刻になる。

―― 極めて深刻、言葉を選んだね~。


鎌型赤血球の頻度は10%、
劣性遺伝子は、マラリア原虫が多い地域に適応するために、
貧血を代償に、生き残った。

―― 代償が大きすぎないか?


アフリカの、とある地域で、
マラリアっぽい風土病が流行ったことがある。
そこにも、優性、劣性それぞれの遺伝子を持った人たちがいた。

―― ふん。


優性で正常な遺伝子を持った者は90%、
そのすべてが死亡した。
劣性で異常な遺伝子を持った10%が生き残った。

―― なるほど。


劣性で異常な10%は、
様々な可能性から種を守るため、
過酷な宿命を負わされている。

―― そうなるか~、
―― 個人が背負う代償の大きさは、増えも減りもせんけどな。

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  1. 2015年07月21日 23:14 |
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