馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

価値観 4/x


例えば、戦国時代の侍や、
西部劇や、時代劇や、任侠映画や。
それらは、不合理で、馬鹿っぽくて、
しかし、確かな価値観が読み取れる。

    合理的で、利口な僕たちには、
    ジョン・ウェインも、高倉健も、絵空事で、
    家族や、恋人や、友だちを巡る、
    小さな物語が残される。

他人のことは、他人事で、
つまりは、エゴイズムに向かうことになるが、
エゴイズムは端的に悪いものとされているから、
克服されるのが了解だ。

    しかし、それは克服するよりも、
    隠すか、粉飾するかで、捨象したほうが早い。
    見かけは、それでじゅうぶんだ。
    僕たちは、乗り越える気なんてない。

        僕たちは、何が正しくて、
        何が間違っているのかもどうでもいい。
        なぜエゴイズムが問題になるのか、
        僕たちは、そんな問いの立て方も知らない。



例えば、家族や、恋人や、友だちや、
愛、絆、夢、ありがとう、しあわせ、優しさ、
僕は、それらの価値は疑わないが、
その美しさには気が引ける。

    それらの価値に見合う僕ではない。
    まぶしくて、直視できないのは、
    きっと、薄汚れた自分が、
    照らし出されるのが怖いのだろう。

        きれいな言葉は、綺麗事で、
        嘘が混じっていないと落ち着かない。
        僕にはその美しさが信じられない。
        桜の樹の下には屍体が埋まっている。



損得と、勝ち負けの世の中に染まることができず、
かといって、きれいなままでもいられない。
行き場をなくして途方に暮れるが、
街は、きれいな言葉であふれている。

    でも、きっと、そこからだ、
    きれいでありたいと思うのは。
    そのために、自らに高い要求を課すのは。
    何かに価値を置くのは、そこからだ。



今日は、P&G、プリングルス「スイートシナモン」で、
コイケヤ「のりしお」の価値を揺さぶってみる。



  1. 2015年07月06日 21:01 |
  2. 自分らしさ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

コメント

青梗菜さん、こんばんは!!^^

>家族や、恋人や、友だちを巡る、
>小さな物語が残される。
自分に引き寄せてしか考えられないみたいな(?)、僕はね。

>きっと、薄汚れた自分が、
>照らし出されるのが怖いのだろう。
は、心内辺縁部(?)にて感じたことが数回以上ある気がしました。

幸せな気になっていると向上心が無くなるかも知れませんと感じたのでございます。

ポテチはカルビーのコンソメパンチとうす塩味の交代制です。m(__)m
  1. 2015/07/06(月) 22:59:11 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

価値の置き方

 人間は、行き場をなくして、はじめて、何かに価値を置くことができるものなのでしょうね。

 どうして、行き場をなくすと、物事に価値を置くことができるようになるのか、ということを考えると、やっぱり、その「行き場のない場所」に何かがあるのでしょうね。

 もしかしたら、その何かが物事に対して、価値を置くということを可能にしているのかもしれません。
  1. 2015/07/06(月) 23:08:44 |
  2. URL |
  3. ササクレ #Aih.YSpM
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

>幸せな気になっていると向上心が無くなるかも知れませんと感じたのでございます。
考える、ってことは、たぶん、その先に、
不幸を見据えているよねぇ♪

>>きっと、薄汚れた自分が、
>>照らし出されるのが怖いのだろう。
>は、心内辺縁部(?)にて感じたことが数回以上ある気がしました。
辺縁部は正直で困るなぁ♪
中心部は僕もガードが堅いわ~、
ちっぽけでも、守るものがあるんだねぇw♪

えぇと、カルビーは税込み82円あたりから、
選択肢に入ってきます。
  1. 2015/07/07(火) 11:42:52 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

ササクレさん、こんにちは。

>人間は、行き場をなくして、はじめて、何かに価値を置くことができるものなのでしょうね。
フェリーニの「道」のザンパノですな~。

例えば、平和に最大の価値を置いている人が、失くしたものを想うと、つらいね~。
そのあたりは、不作法者が不用意に書いてはけないところで、
コメント欄でお茶をにごします。

エイリエンが攻めてくるとか、
隕石が衝突するとか、そういう映画って、
人類のために危険を冒して、っていう大きな物語なのですが、
家族のために意を決して、っていう、
小さな物語が必ず含まれています。
そんな価値観がないと人は動けないから。
平和に最大の価値を置いている人は、
行き場をなくしているよね~。
  1. 2015/07/07(火) 11:46:43 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

私は、これは何を書こうとしているのかというと、
青梗菜さんの、エネルギーですね。
おもに精神力だとは思うんだど、
こんなに難しいことを書く人、経験した事はありませんね、私は。
小説にも、何か専門書も、そこにはこの難しさというか、何と言うか、不思議というか、それを感じることは、この場以外では無い。
でも、リアルタイム感がここにあります。
それは素敵なことだと、私は思います。

  1. 2015/07/07(火) 21:57:21 |
  2. URL |
  3. 海底まきがい #-
  4. [ 編集 ]

まきがいさん、こんにちは。

わははw、ありがと~!
でも、難しい言葉を使って、
煙に巻いたりはしないでしょ?

>でも、リアルタイム感がここにあります。
いつもそうなのですけど、
結論まで見通しを立てて書いているわけではないので、
すごいアドリブ感だと思いますw。

そして、ごまかさずに、言い切ります。
梶井基次郎の「桜の樹の下には」なんて引いてくるときには、
僕も、ウィキの解説とかを読みに行くわけです。
でも、偉い先生の解説は、まどろっこしくて、
予防線を張りまくりで、馬鹿かと思うのですよ~。
ぜんぶ違うよ、答は単純に「劣等感」だよ、
って、僕なら自信を持って言い切りますw。
フェリーニの「道」から何かを抽象するとしたら、
「価値」以外にないよ、
って、世界中を敵にまわしても言い切りますw。

はい、価値観、なんてテーマで、
オリジナルの変てこりんなオチをつけるのは、
エネルギーがいります。
根っこがね、まじめなのですよ、僕はw。
  1. 2015/07/07(火) 23:29:06 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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