馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

呆れたことに


呆れたことに、
いつもいつも、考える必要のないことを考えている、
などと、謙遜ぶった書き出しは、
たいていが、悪びれもせず不遜へと向かう。

などと、書いてしまうと、
その例外ではない僕は、身動きが取れなくなるが、
書き出しとしては、おもしろいから、
とりあえずは、このまま書き進めよう。

呆れたことに、
いつもいつも、考える必要のないことを考えている、
などと、書いておきながら、反省する気配もないし、
実のところ、呆れてもいない。

などと、書いている、
この文章もまた、考える必要のないことを考えている、
そんなふうに結論づけたくなるが、
安直に過ぎるから、違うオチを探そう。

呆れたことに、
いつもいつも、考える必要のないことを考えている、
などと、そんな書き出しで、詩を作ろうとする、
それは、見上げた根性だ、自分でも呆れるほどに。

などと、書きながら、
読み返すと、くだらなくて、反故にしたくなって、
しかし、せっかくここまで書いたのだから、
などと、ケチな根性が許さない。

などと、呆れたことに、結局は、
いつもいつも、考える必要のないことを考えている。

    150627.jpg



  1. 2015年06月26日 19:09 |
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10

コメント

メタでループ~♪

表現に不遜はついて回りますね…。
自己主張が強かったり反感を買うようなものほど
その表現は他者の表現を呼び覚ますと考えます♪

ポール・リクールは
『記号、象徴、テキストによって媒介されないような、自己の了解は存在しない』と言ってますが、他にこうも言っている。
『大部分の文学の役割は、世界を破壊することである』。

世界を破壊するようなテキストが文学であるならば、そのテキストが媒介する自己の了解とはどんなものか。

世界を破壊するテキストというのは、例えば
考えなくていいようなことを考えたテキストだったりするかも知れないです。
その表現に、それぞれが自己を見る。

端的に言えば、そんなテキストを媒介にしてこそ
より自分を知ることが出来る。
ましてや、ここではそのようなテキストに複数の反応があり、そのコメントの差異さえも自分を知るテキストになっておりますよ~♪

  1. 2015/06/27(土) 08:44:36 |
  2. URL |
  3. 小奈鳩ユウ #0TSJikig
  4. [ 編集 ]

ユウさん、こんにちは。

>メタでループ~♪
メタに出て、ループします、現在形の時制で。
誰でも一度は、この文章実験をしたくなるw。

>表現に不遜はついて回りますね…。
>自己主張が強かったり反感を買うようなものほど
>その表現は他者の表現を呼び覚ますと考えます♪
だから、自分が思ったことは、言い切ればいいよねっ。
同調と共感は、まったく違うものです。

>ポール・リクールは
>『記号、象徴、テキストによって媒介されないような、自己の了解は存在しない』と言ってますが、
あらゆる自己の了解は、表現が可能です、
って、言い切るのか~、偉いぞっ、リクールw。
>『大部分の文学の役割は、世界を破壊することである』。
では、文学といえるためには、
書き手の内側にあるものを表現するのではなく、
文学は、世界の側になければならない。
世界の側に、了解可能なものとして。

>世界を破壊するテキストというのは、例えば
>考えなくていいようなことを考えたテキストだったりするかも知れないです。
>その表現に、それぞれが自己を見る。
考えなくてもいいようなことは、たくさんあって、
でも、ほとんどの人は、
考えなくてもいいようなことがたくさんあることに気づかない。
考えなくてもいいようなことですから。

例えば、「ありがとう」からだって世界は崩せます。
でも、世界を破壊するためには、
僕は、一度は「ありがとう」から成り立つ世界を作らなければならなくて、
せっかく、作ったのに、
そんなケチな根性が許さない。
どう思う? リクール。
  1. 2015/06/27(土) 11:17:02 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

考える必要がない、と決めるのは誰だろう、
ということを考えます。
考える必要がないことを考える、なんてことを、
私たちは本当にするだろうか、
ということも考えます。
わりと、真剣にw
  1. 2015/06/27(土) 12:07:01 |
  2. URL |
  3. プラトニックまいまい #-
  4. [ 編集 ]

まいまいさん、こんにちは。

>考える必要がない、と決めるのは誰だろう、
考える必要のないことは、
ものごとの優先順位としては、誰にとっても低いはずですから、
みんな、ってことになりそうです。

>考える必要がないことを考える、なんてことを、
>私たちは本当にするだろうか、
考える必要がないことを考える、ってのは趣味だと思います。
レゴブロックのようなもので。
レゴで何かを作れ、と言われても、作らない人は作らないし、
作るな、と言われても、作る人は作ってしまいます。
レゴ仲間は、レゴの構築の問題を共有することができますが、
関心のない人には、そんなものは問題でもなんでもなくて、
どうでもいいことだったりします。

レゴには、遊び方はなく、間違いも正解もなく、
―― そして、レゴに関心のない人たちが、
関心を持てない理由に挙げることだと思うのですが、
遊び終わったら自ら壊してしまうのです。
もう一度、作るために、
あるいは、別のなにかを作るために。
つまり、かたちに残りませんが、
そんなことを、僕たちは本当にするのでしょうかw。
  1. 2015/06/27(土) 19:21:21 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

孤独に帰ります。やっぱし、孤独だ。
皆が、孤独。素敵だ。
うわべの共感じゃなくて、孤独が共鳴を産むんだ。
ブロックの一片が語る孤独。
その独り語りから、これ以上掬い取りようがないはずのものからこぼれ落ちようとする何かを読み取ろうという決意が、
語り職人をつくるんでしょう。
同じものなんて、世界には無い。

  1. 2015/06/27(土) 22:14:52 |
  2. URL |
  3. 海底まきがい #-
  4. [ 編集 ]

まきがいさん、こんにちは。

解脱しそうになってますなぁw。

>同じものなんて、世界には無い。
そして、違うものの数だけ、世界があります。
共有するのは、孤独だけ。
それぞれの孤独が、均しく孤独に呼応し合う。
うん、素敵です!
  1. 2015/06/27(土) 23:20:27 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

呆れること

こんにちは 青梗菜さん。
この「呆れたことに」のリフレインが面白いです。
人が呆れないことも含めて、呆れたことに集約しているのがいい。
考える必要のないことを、今度は切開して書くともっと面白いかもしれないです。
自分に呆れるといのはう、青梗菜さんの一つの挑発かな。

読ませて頂き、ありがとうございます。

 
  1. 2015/06/29(月) 05:51:12 |
  2. URL |
  3. 金さん #n05n40aw
  4. [ 編集 ]

青梗菜さん、おはようございます!!^^

>呆れたことに、
>(ry
>(ry
>実のところ、呆れてもいない。
という文はなんか不思議で自然(?)っす。

考える必要のない事を考える理由は考えたいからだと思うっす。m(__;mアタリマエ?
  1. 2015/06/29(月) 08:18:35 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

金川さん、こんにちは。

呆れたことに、で書き出して、
一歩も前に進まずに、遊んでみました。
考える、ってことは、
立ち止まる、ってことなのでw。
メタでしょう?w

>読ませて頂き、ありがとうございます。
こんなのは、僕が言葉で遊び倒した残滓のようなものなので、恐縮です。
こんな夢の跡みたいな散文なのに、
返ってくるコメントが、皆さん、かっこいい!
挑発に乗ってもらってます。
こちらこそ、ありがとうございます。
  1. 2015/06/29(月) 19:49:01 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

構文は合ってますよね~。

>考える必要のない事を考える理由は考えたいからだと思うっす。m(__;mアタリマエ?
考える必要のないことを考えている、
その理由を考えてもらって、恐縮ですw。

僕は、コメントを返しているときのほうが、
気のきいた文章が書けますねぇ。
触発されてるなぁ。

「文学は、ひいては、あらゆるメッセージは、
世界の側になければならない」
「世界を破壊するためには、
破壊されるべき世界を作らなければならない」
「考え終えたら自ら破壊する。
もう一度、作るために、あるいは、別のなにかを作るために」
「それぞれの孤独が、均しく孤独に呼応し合う」
独りではぜんぜん思いつかない文章です。
  1. 2015/06/29(月) 19:51:08 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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