馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

優しさ、雑感 2/x


吉野弘の「夕焼け」を誤読してみた。
誤読とは、誤った、正しくない読み方のことで、
正しい読み方なら、
僕は、国語や道徳の授業で教わった。

しかし、正しい読み方だけで、
他人の気持ちが分かるのなら、
誰もたいして苦しまなくてすむ。
分かり合えないから、人は苦しむ。



理由はともかく、
少数派に追いやられた人なら、
自分が世の中的に正しくないことくらい知っている。
容易に理解されないことくらい知っている。

正しくないから認めてほしい。
正しければ、最初から承認なんて欲しがらない。
分からないから分かってほしい。
分かりやすければ、最初から理解なんて求めない。

最大公約数的な正しさは強い。
みんながそう思うことがらは、
根拠がなくても正当性が推定される。
最大公約数的な強さは正しい。



優しさは弱さに沿う、そう思う。
弱っている人に心を寄せて、
感じることから優しさは生まれる。
強くて正しい者には、分からない感性だと思う。

分からないから、強くて正しい者からは、
弱くて間違っているとされるのだろう。
強いとか、弱いとかと、正当性は、
実は、関連性がないけれど。



弱い面は、実際には、分かってもらえるなんて期待もしない。
僕は、弱いだけではなく、強いだけでもない。
弱い面だけを取り上げて、甘えるつもりはない。
世の中は、弱さに冷たいことも知っている。

僕たちは、弱い面を共有し合えれば、
他者の痛みを感じ取る優しさが生まれるが、
強い面を共有し合うなら、他者への優しさも想像力も忘れて、
ただの強者に成り上がり、成り下がる。

    141122.jpg

上の空で、そう思う。







  1. 2014年11月27日 20:51 |
  2. 優しさ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

ただの正しい人、
ただの強い人に出会うと、
出た、って思います。
私が感じる、この「出た」感は、
彼らは一生、感じることはないんだろうなぁ~。
彼ら「出た族」は、出た族なりの優しさの定義にのっとって、
いろいろ出してきます。
そういうのは、出た族同士でやってくれ、
と思うのですけど、
区別がつかないんですよね~。
正しくて強いから、誰にでも絶対的に通用すると
思っているんでしょう。
  1. 2014/11/27(木) 23:01:22 |
  2. URL |
  3. プラトニックまいまい #-
  4. [ 編集 ]

まいまいさん、こんにちは。

出た感、出た族、
そんなふうに表現をぴったり一致させている他人には、
それだけで分かり合える感が来ますよっ!
そんなのはもう、感性ってやつで、
感じない人は一生感じないと思います。

僕が感じ取ったことが、僕には真実で、
そして、僕であろうとしても、思うように僕になれないでいるのは、
出た族に向けて言葉を選ばないと伝わらないからです。
僕らしい表現ができないときは、
僕は、自分に対しても他人のようによそよそしくなります。
いやだいやだw。
  1. 2014/11/28(金) 11:47:33 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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