馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

エロの力 10/xx


部屋の中は楽園だ。
パンツをかぶっても、スク水を着ても、女装をしても、
日がな一日、エロサイトを巡っていても安全は保たれる。
楽園の外が危険なことくらい、
カタツムリでも知っている。

パンツをかぶって下半身を露出してスカートをめくった男、
側溝に潜んでスカートの中をのぞき見した男、
女性用水着を着て高校のプールで泳いだ男、
高校の水泳部の部室で水着を着てうんちをした男、
それらの報道は、失楽園の物語といえるだろう。

成長したエロは、楽園の外に出る。
誰かに追われたわけではない。

アザミとイバラしか生えない不毛の荒野を、
自ら切り開くために。



アダムとイヴは、
羞恥心から、イチジクの葉で性器を隠すが、
僕たちの性に関する羞恥心は、
隠すことから始まる。
罪悪感を介在させる余地はない。

ワカメちゃんはパンツが丸出しだが、
そこには恥ずかしさがない。
恥ずかしさを生み出すのはかんたんだ。
サザエが怒鳴ればいい。

ワカメっ、なんて格好してるの!
恥ずかしいから隠しなさいっ!



エロそのものには罪はない。
罪悪感を持つべきは、
痴漢、窃盗、建造物侵入、器物損壊、わいせつ図画頒布で、
エロは僕たちの罪刑の埒外だ。

引きずられてはいけない。
恥ずかしくても、かっこ悪くても、
馬鹿にされても、変態と呼ばれても、
エロには正面から向き合っていい。



実を言えば、途方に暮れている。
エロサイトのジャンル分けで、
内容を想い浮かべることができない分節がいくつもある。
何層にも分節と生成を繰り返し、
膨れ上がったエロに僕は追いついていない。

エロサイトに浸って大急ぎで学んでいる。
僕たちのエロは、カントもニーチェも知らなかったエロだ。
キルケゴールを卒倒させるエロだ。
そんなエロの事象そのものが、逆に僕を分節化し始めるから、
エロは楽しい。







  1. 2013年12月02日 12:23 |
  2. エロ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

コメント

ちょっと趣向を変えたコメントを。
今大英博物館で、春画の展覧会やってまして、これがかなりの人気というんですが、日本でもやろうとしても受け入れる美術館がないと。
写真や動画じゃないよ、ただの浮世絵ですよ、これを受け入れられないとは如何なることかいな?
エロの哲学に、是非春画を。
  1. 2013/12/02(月) 21:48:03 |
  2. URL |
  3. oki #-
  4. [ 編集 ]

出る杭か、触らぬ神か、火中の栗か、
横並びで、右へ倣えで、
しかたがないのでしょうね。
  1. 2013/12/02(月) 23:08:33 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

将棋の羽生さんが、
狂気には入口はあるが、出口は無いとおっしゃっていました。
もちろん、エロとは無関係ですが。
日本で全く意味のわからない事件が連発しているのは、
デフレとも関係しているのではないでしょうか。
三島由紀夫さんが、カトリックほどエロティックな宗教は無いと発言されている対談を、ネット上で拾いました。
他にも、なかなか意味深い内容でしたので、ご一聴の価値アリです。
  1. 2013/12/03(火) 19:08:07 |
  2. URL |
  3. 海底まきがい #-
  4. [ 編集 ]

僕が好きなのは、変態とか、狂ってるとか、そんなことがらで。
たぶん、それは大多数の人たちが好きな話題だと思うのです。
たいていは、笑ったり、馬鹿にしたりして終わりなのですけど。
だから、実は、倒錯や狂気が好きなのではなくて、
馬鹿にすることが好きなのでしょう。

僕は、ほんとうに倒錯や狂気が好きらしいのです。
  1. 2013/12/03(火) 21:32:48 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

ギリギリのラインの上で、ダンスしている姿が見えますが^^。
3次元、或いはもっと多次元的な世界に張られた危うい綱に、
足先を触れさせながら踊る危険な香り漂うダンス。
上かと思えば下であり、右に見えるようで実は左で、
落ちてみたくもあり、あ、落ちたと思えば無意識に右手がしっかりと綱を握っていたりして。
切れそうな綱が、意外と強靭なものであったり。
混沌としているようで、意外とシンプルに見えたり。
眩暈を起こしているのかと思ったら、世界が廻っていたり。
そうか、詩はダンスするのか。
  1. 2013/12/03(火) 22:16:41 |
  2. URL |
  3. 海底まきがい #-
  4. [ 編集 ]

はい、踊り続けて疲れてきましたけど、
止まらないから書いてます。
ほんと年末に向けて忙しくて、
こま切れの時間でアドリブを続けます。

まきがいさんがシンバルになって煽るのです。
そんなライブ感があるでしょう?
次のコードも怪しいのですが、
とりあえず、勇気を持って音を出せば、
なんとかなるのではないかと。
  1. 2013/12/03(火) 23:58:10 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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