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tetsugaku poet

qinggengcai

誰だって、自分が正しい 45/50


>そして、せっかく考えるのだから、
>自分に都合のいい答が望ましく、
        >その実質は、自分に都合のいい答が先にあって、
        >期待通りの答を受け取りに行くために考える。

誰だって、自分が正しいから、
自分が正しくなるような情報を求める。
        自分を心地よくさせる検索を選び、
        気分がよくなる本を読む。



    200125e.png

例えば、本を読んでも、
自分がなんとか理解できるのは、
        自分に都合がいいことだけで、
        自分を安心させてくれることだけで、

つまり、自分が、すでに、
なんとなく感じていることだけを理解する。
        自分が知っている意味から、
        はみ出してしまうのが他人なのに、

自分が知っている意味に収めてしまう他人なら、
自分と出会っているのと変わらない。
        いくら本を読んでも、さらに、
        自分の視点を固定させるだけになる。

        って、ニーチェが書いているように思う。



    200125d.png

    本を読んだとしても、最悪の読者にだけはならないように。
    最悪の読者とは、略奪をくり返す兵士のような連中のことだ。
    つまり彼らは、何かめぼしいものはないかと探す泥棒の眼で
    本のあちらこちらを適当に読み散らし、
    やがて本の中から自分のつごうのいいもの、
    今の自分に使えるようなもの、
    役に立つ道具になりそうなものだけを取り出して盗むのだ。
    そして、彼らが盗んだもののみ(彼らがなんとか理解できるものだけ)を、
    あたかもその本の中身のすべてであるというように
    大声で言ってはばからない。
    そのせいで、その本を結局はまったく別物のようにしてしまうばかりか、
    さらにはその本の全体と著者を汚してしまうのだ。
    ―― さまざまな意見と読書



    170826.png

    わたしたちが読むべき本とは、次のようなものだ。
    読む前と読んだあとでは世界がまったくちがって見えるような本。
    わたしたちをこの世の彼方へと連れさってくれる本。
    読んだことでわたしたちの心が洗われたことに気づかせるような本。
    新しい知恵と勇気を与えてくれる本。
    愛や美について新しい認識、新しい眼を与えてくれる本。
    ―― 悦ばしき知識

    ―― 超訳 ニーチェの言葉/フリードリヒ・ニーチェ 著
    ―― 白取春彦 編訳、2010、ディスカヴァー・トゥエンティワン



    

    いつものように笑ってたんだ 分かり合えると思ってたんだ
    曖昧なサインを見落として 途方のない間違い探し

    ―― 白日/King Gnu
    ―― 常田大希 作詞作曲、2019、Ariola Japan



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2020年03月20日 00:00 |
  2. 自分らしさ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

コメント

他人の文章、どう受け止めるかは
読み手に自由も責任もあるから、
有意義な読み取り方がしたいです

極論みたいなのを
字義通りにしか解釈しないとしたらもったいない
  1. 2020/03/20(金) 08:25:35 |
  2. URL |
  3. ランタナ #bAcQnUEc
  4. [ 編集 ]

ランタナさん、こんにちは。

>他人の文章、どう受け止めるかは
>読み手に自由も責任もあるから、
>有意義な読み取り方がしたいです
文章は、読み手のコンテクストごとに、
意味が散らばります。
頭がおかしい人が読めば、
頭がおかしいことが書かれていますわ。

>極論みたいなのを
>字義通りにしか解釈しないとしたらもったいない
いるよね~、極論の人。
1/x、
    自分は正しい、相手も正しい、
    そんなことはいくらでもあって、
    自分は間違っている、相手も間違っている、
    そんなこともいくらでもある。

二項対立の人。
加害者の人権に配慮したときに、
被害者の人権を考えろ、って怒る人。
矛盾しないんだけどなぁ。
  1. 2020/03/20(金) 10:03:25 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

青梗菜さん、こんにちは!!^^

私は何を正しいと思つているんだらうわからぬと思ひましたがそのあと正しいつて何だろうと思ひました。のほほんと生きてきたつけがさう遠くなひ時期にやつて来るのかも。

>    ―― 超訳 ニーチェの言葉/フリードリヒ・ニーチェ 著
>    ―― 白取春彦 編訳、2010、ディスカヴァー・トゥエンティワン
7日間以内に読み切つた、久しぶりな書籍だと記憶していますが一言一句すら思い出せるものがひとつもありませんし埃といふかゴミだらけで引用が正しい?ことを確認致しました。。云われれば思い出せるものはあるかもですが今まで読んできた書籍全てについてこれは云へるかも。だからなんなのだと云つてみ給へ。m(__;m
  1. 2020/03/20(金) 16:31:27 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

今日、ワニくんが死んじゃう日らしいんですよね
https://twitter.com/yuukikikuchi
まだアップされてないけど
こういうのも
人によって受け止め方違う
  1. 2020/03/20(金) 16:35:44 |
  2. URL |
  3. ランタナ #bAcQnUEc
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

>私は何を正しいと思つているんだらうわからぬと思ひましたがそのあと正しいつて何だろうと思ひました。
何を正しいと思っているのか、
判断基準についてはお任せしますが、
正しいって何だろうについては、
正誤の判断と思われます。

>のほほんと生きてきたつけがさう遠くなひ時期にやつて来るのかも。
そのまま、のほほんと生き続ければ、
つけの弁済期限も延び続けると思われます。

>7日間以内に読み切つた、中略、だからなんなのだと云つてみ給へ。
だからなんなのだ~。
  1. 2020/03/20(金) 20:19:26 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

ランタナさん、こんにちは。

ワニでも、花でも、星でも、神でも、
その死を想うときは、人の死になりますね。

人が、ワニの気持ちを考えてみる、ということは、
ワニを人にすることなのでしょう。
なんとも、不遜なことです♪
  1. 2020/03/20(金) 20:20:14 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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