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tetsugaku poet

qinggengcai

恋愛論的クルマ考 3/x


>恋愛の説明は、つまり、
>ちゃんと説明できない理由の説明に過ぎない。
そもそも、好きなものごとは、
なぜ好きなのかを、ちゃんと説明できなくても、
放ったらかしていられる、のかもしれない。
嫌いなものごとに比べたら。

なので、好き、の前に、嫌い、を考えてみる。
早く片づけたいのは、嫌いなものごとだ。



    190907e.jpg

僕は、このクルマの顔が好きではなくて、
この顔を見るたびに嫌いになって、
今では、すっかり大嫌いになっているけれど、
嫌いな理由は、実は、どうでもよくて。
それよりも、好きではない、から、嫌い、になって、
大嫌い、まで跳ばされる理由を知りたいと思う。

好き嫌いなんて、その理由を探しても、
たいした理由は見つからないし、
見つかった理由が本当なのかも分からないし、
理由が分かっても、好きなものごとは増えないし、
嫌いなものごとは減らないし、
嫌いから好きなったりも、その逆もないし。

おおよそ、理由が求められるのは、
誰かを説得するためだが、
ことの成行きは、逆なんだ。
まず、自分の内側に、好き嫌いがあって、
それを外側に表したときに、
誰かを説得する理由が求められる。

理由があるから、好き嫌いがあるのではなく、
好き嫌いがあるから、理由がある。
いつも好き嫌いに遅れていて、
好き嫌いを追い越せないのが理由で、
理由の多くは、かつて、自分が説得させられた、
誰かの理由の受け売りになるのだろう。

持ってしまった好き嫌いに対して、できることは、
外側に表すか、内側に留めるかしかなくて、
表明した僕に、同意しない相手に対して理由が必要になる。
先に好き嫌いがあるから、それに沿う理由なら、
僕には何だって理由になるけれど、
当然、相手にも好き嫌いがあり、それは理由に先立っている。

相手は、僕の理由に同意することはできたとしても、
好き嫌いの変更に同意するとは限らない。



    

    「愛とはつまり幻想なんだよ」と
    言い切っちまった方が ラクになれるかもなんてね

    ―― es ~Theme of es~/Mr.Children
    ―― 桜井和寿 作詞作曲、1995、TOY'S FACTORY



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年09月13日 00:02 |
  2. ラパン/ミニ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

コメント

好きになる理由、嫌いになる理由
他人に説明するためにいる・・・という話と
ずれるのかもしれないですが、

例えば、私は『オペラ座の怪人』にはまってたことが
あるのですが、正直言うと、最初にみた印象は、
「怖い、ストーカー?」って思いました。

でもロイド・ウエーバーによる音楽の美しさとか
何度か映画化されて、世界中で舞台が上演されてるので
この作品の何が人々を魅了するんだろう、とか
そういうことが知りたくて何度も何度も見るように
なりました。

ジェラルド・バトラーが扮した怪人は、男前で
マッチョですが、古くに作られた映画では
ものすごく骸骨みたいな顔の演出でした。
(オペラ座のゴースト、だったので)

たくさんの手に渡っていろいろと改変されてきたんだなぁ、
と、この作品のファンの人それぞれがどの部分を
好きなのか?とか想像をかきたてるというか
それではまってたことがあります。

でも、怪人のやっぱり手段を選ばないやり方は好きじゃないし
現実世界だったら許せないですけど。

架空のお話という設定で、ふけるお話かなぁ?と

そういうことが起こるのは人間だからなんでしょうか。

嫌いだけど気になる、とか。

生理的に嫌いでも距離を調整したらなんとかそれはそれで
いいんじゃないの、とほっておける、とか

ところで、上の車のお顔は・・・うーん、見方によると
ダースベイダー的かもしれません。
(どっちのファンにも叱られるかもだけど)
  1. 2019/09/13(金) 12:15:05 |
  2. URL |
  3. ランタナ #bAcQnUEc
  4. [ 編集 ]

ランタナさん、こんにちは。

『オペラ座の怪人』については、
僕はなんの引っかかりもなくて♪w

>たくさんの手に渡っていろいろと改変されてきたんだなぁ、
>と、この作品のファンの人それぞれがどの部分を
>好きなのか?とか想像をかきたてるというか
>それではまってたことがあります。
好き嫌いとは別に、
おもしろい、って軸があると思います。
嫌いなことをおもしろがって見ると、
嫌いなところも、おもしろく見えてくる。

怒る、ってのもありますね。
嫌い、ってのが怒りと同じになっている人は多いけれど、
違う軸ですよね。
なぜ怒らないのか、と訊かれても困るw。
他人の感受性を感受する感受性を欠くとき、
自分の感受性が絶対なんだろうな。

嫌いだから、笑う、ってのもあるし、
悲しむ、とか、馬鹿にする、ってのもある。
馬鹿にする、ってのが笑いに直結している人もいるし、
悲しいときに笑ってみせる人もいる。
なぜ笑っているのか、と訊かれても困るw。
自分が傷つくことには繊細で、
他人が傷つくことには繊細でないとき、
自分の繊細さが絶対なんだろうな。

軽く流す、って軸もある。
曖昧なままに、放置しているような見かけで、
ちゃんと嫌っています。
  1. 2019/09/13(金) 20:56:46 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

>僕はなんの引っかかりもなくて♪w
なんの引っかかりもなかったですか~😂

「嫌いなことをおもしろがってみる」を
知らずにやってたんですね、私。

他に
・嫌いだから「怒る」
・嫌いだから「笑う」
・嫌いだから「馬鹿にする」
・嫌いだから「悲しむ」
・嫌いだから「軽く流す」

逆に「笑ってる」が嫌ってるからとは限らない
悲しくて笑うこともあるから

「嫌い」から来る態度にもたくさんの選択肢があるんですね。

私は「オペラ座の怪人」については
当初難解で伏線があってファン層も多くて、
面白がってたけど→今は「飽きた!」

・嫌いだから「飽きた」もありでしょうか。

ちょっとタイムラグがある態度(選択肢)ですが。
  1. 2019/09/14(土) 10:17:53 |
  2. URL |
  3. ランタナ #bAcQnUEc
  4. [ 編集 ]

私は助手席に乗るだけの人なので、
後ろから来たアルフォードとかヴェルファイアの
威圧感感じてないですが、

こういう意見もあるんですねぇ。

↓東洋経済の3ページ目
「トヨタ「アル・ヴェル」が苦手な人たちの心理」
https://toyokeizai.net/articles/-/210851?page=3

まぁ、ヒガミって言われたらそうなのかな。
顔だけいかついのがまだマシ?
側面も後ろもいかつかったら
昔の霊柩車みたいかも・・・。

「美女と野獣」の顔ばっかり大きい「野獣」っぽく
もみえてまぁ、また面白がってます、私。
  1. 2019/09/14(土) 10:39:38 |
  2. URL |
  3. ランタナ #bAcQnUEc
  4. [ 編集 ]

なぜ嫌いなの、って理由は、
落ち込ませるから嫌いとか、
心配させるから、悲しませるから、傷つけるから嫌いとか、
いろいろ並べることができるけど、
好きだから落ち込んだり、
心配したり、悲しんだり、傷ついたりするんだろうが、って、
そんなことくらいで嫌いになれたら苦労はしないよ、って関係もあって、
嫌いだから怒ってる人も、好きだから怒ってる人も、
どちらも見かけは同じで、怒ってるんだけど、
好きだから怒ってる、ってのは、美しくて悲しいよな。

そんな切実で悲しい関係を作らなきゃ。
それは、文学や演劇の領分で、
そのあたりを駆り立てるのが芸術ってもんだわ♪
  1. 2019/09/14(土) 12:28:18 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

>「美女と野獣」の顔ばっかり大きい「野獣」っぽく
>もみえてまぁ、また面白がってます、私。
見かけでものごとを判断するのはよくないけれど、
野獣っぽいクルマは、野獣っぽい人が運転していることが多いんだよなぁ。
王子様ではなくて。
  1. 2019/09/14(土) 12:29:35 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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