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「かぐや姫教」の誕生 2/2


>驚いたことに、誰もかぐや姫を見ていないんだ。
非現実的な美しさの、かぐや姫のその資質が、
現実のものかどうかは、もはや問わない。

かぐや姫の美しさを認める人たちがいるのなら、
たとえ美しさが事実でなくても、
社会的な事実として成立している。

5人は、かぐや姫を見てもいないが、
かぐや姫の美しさを信じて、命令に服従する。
信じる者が、信じさせる者を支えるんだ。

>聖書には、奴隷に関する記述が少なく、
>奴隷に関して特筆すべき事項はない。
>しかし、奴隷を批判する記述がないことは、

>大いに特筆に値する。
>奴隷は、自ら進んで奴隷になり、
>彼らはそれに気づいていない。

>それどころか、彼らは奴隷であることに、
>誇りさえ見い出している。
服従する者が、服従させる者を支えるんだ。

5人は、かぐや姫のリクエストに応えて、
竜の頸の珠とか、燕の子安貝とかを探しに旅立ち、
中納言は殉教してしまう。

信仰とは、何も知らない未確認生物からの、
無理難題に従えるかどうか。
信仰とは、論理が途絶えた崖っぷちに立って、

そこから、跳べるかどうか。



    

    キミが好きだよエイリアン この星のこの僻地で
    魔法をかけてみせるさ いいかい

    ―― エイリアンズ/キリンジ
    ―― 堀込泰行 作詞作曲、2000、Warner Music Japan



そして、竹取物語は、
稀代のアイドル、かぐや姫を巡るラブストーリーで、
つくづく思うのは、信仰と恋愛の相似性。

それは、また、別の機会に。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年06月13日 00:02 |
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:4

コメント

かぐや姫は、恩返し系ではないですよね?
おじいさんが、竹藪で、光ってる竹を見つけた?
おじいさん目的ではなかった?
何しに地球へやってきたんでしょう。
月の人ですよね。あれ?それは、鶴かな?
思い出せないなぁ。
  1. 2019/06/13(木) 22:57:48 |
  2. URL |
  3. プラトニックまいまい #-
  4. [ 編集 ]

まいまいさん、こんにちは。

>おじいさんが、竹藪で、光ってる竹を見つけた?
そうそう、竹藪で拾ってきて、育てたら、
とんでもない美人になった。

リアルな話として考えたら、
間引かれそうな女の子を貰ってきて、
じいさんは、ある程度まで育てたら、売ろうと思ってた。
でも、すんごい美人になって、
5人の公家とつき合って、帝とつき合って、
その後、死んでしまったんだろうな。
月に帰った話にして。
  1. 2019/06/13(木) 23:32:55 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

「かぐや姫教」ですか、言い得て妙ですねー。
「幸福の科◯教」とか、「エホ◯の証人教」とかいくらでも作れるなぁ。

信仰とは、論理が途絶えた崖っぷちに立って
そこから、跳べるかどうか
ですか〜。
どう跳ぶかですよね〜論理が途絶える地点は必ず訪れる。
なんかねえ、阿弥陀仏も結局は実体のない光のようなものですよね。
なんか、光というのが、超越者だったり、異世界の象徴という気がする。
かぐや姫もなんか光りますよね。人間は死んだあと、死後の世界があるとすると、皆さん、光に包まれるという。
初めに光ありき。これは、「光教」か。
  1. 2019/06/14(金) 00:18:53 |
  2. URL |
  3. oki #ibS8y52A
  4. [ 編集 ]

okiさん、こんにちは。

>「幸福の科◯教」とか、「エホ◯の証人教」とかいくらでも作れるなぁ。
どちらも、親が入ってたら最悪やな、その宗教w。

>どう跳ぶかですよね〜論理が途絶える地点は必ず訪れる。
哲学が黙り込む地点な。
論証を要しないから、そこから先は跳び放題です。

>なんかねえ、阿弥陀仏も結局は実体のない光のようなものですよね。
斎藤茂吉の「赤光」も阿弥陀経から取ってきたみたい。
宮沢賢治とか、あの頃は、身近にあったんだな、仏教って。

>なんか、光というのが、超越者だったり、異世界の象徴という気がする。
うん、スピも宗教も、光が好きやね。
  1. 2019/06/14(金) 01:06:34 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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