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奴隷は、自分を縛る鎖を自慢する 2/2


聖書には、奴隷に関する記述が少なく、
奴隷に関して特筆すべき事項はない。

しかし、奴隷を批判する記述がないことは、
大いに特筆に値する。

大切なことは、そんなふうに、目に見えない。



    The Chain is Slave’s Boast

    “Slaves too familiar with the circumstances,
    they begin to boast to one another of the chain
    that connects the foot of his surprise.
    On the contrary they begin to laugh at free people
    who are not in chains.
    But the chain that connects the slaves is
    actually a chain of the same one only.
    And a slave is only a slave.
    Slaves of the past are not ceded the freedom of spirit,
    they were trying to free himself.
    But modern slaves become slaves of their own,
    they do not realize it.
    On the contrary they are proud to be a slave.”

    ―― Amiri Baraka(LeRoi Jones)



    190527.jpg

    奴隷は、自分を縛る鎖を自慢する

    奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、
    驚いたことに、互いに、
    自分の足を繋いでいる鎖の自慢を始める。
    それどころか、彼らは、
    鎖に繋がれていない自由な人たちを嘲笑し始める。
    しかし、それぞれの奴隷を繋ぐ自慢の鎖は、
    実は、同様の、ただの鎖だ。
    そして、奴隷は、ただの奴隷に過ぎない。
    かつての奴隷は、精神の自由まで、
    譲り渡すことはなかった。
    彼らは自分自身を自由にしようとしていた。
    しかし、現代の奴隷は、自ら進んで奴隷になり、
    彼らはそれに気づいていない。
    それどころか、彼らは奴隷であることに、
    誇りさえ見い出している。

    ―― アミリ・バラカ(リロイ・ジョーンズ)



    

    うちの子犬はとても臆病で 一人では街を歩けない
    首輪をつけると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう

    ―― てんびんばかり/河島英五
    ―― 河島英五 作詞作曲、1975、京都レコード



奴隷の服従意欲が満たされるから、
支配服従関係が成立する。

奴隷が、奴隷になりたがっているから、
支配者は、支配者でいられるんだ。

エノラ・ゲイの乗務員は12名、
選び抜かれた将校たち。

そして、もう1人乗組員がいて、
George Zablecka、カトリックの神父だ。

首輪をつけると、乗務員は自由だ。



    ―― Amiri Baraka(formerly: Everett LeRoi Jones)
    ―― invoked the poetry during a 1968 Harlem speech

    ―― http://www.mofa.go.jp/policy/un/remark0908.html



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年05月29日 00:07 |
  2. 自由
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

それは知らなかった。
イエス、人間イエス、ユダヤ人イエスも奴隷制は容認していた?
イエスは虐げられた人に語りかけましたよね。
奴隷にも語りかけたはず。
ここんとこ分からないです。福音書は編集されたものだから、福音書記者が奴隷についての記述を取り上げなかったのか、それともイエスだって奴隷制に寛容だったのか。
イエスが復活してキリストになったという神話は別にしまして。

エノラゲイに神父が乗り込んでいたとも初耳。
乗組員が自己の行為を正当化出来たわけですね〜。
しかし、神父は、この行為は人殺しだと習わなかったのか?
それとも、やはり、前に書きましたが、「ころす」とは、不法に生命をあやめる事で、戦争は除外される。ましてや、白人ではない民族はどうでもいいと考えていたのか〜。
  1. 2019/05/30(木) 20:49:20 |
  2. URL |
  3. oki #-
  4. [ 編集 ]

okiさん、こんにちは。

>イエス、人間イエス、ユダヤ人イエスも奴隷制は容認していた?
原理主義者たちは、何とでも解釈するんだろうけど、
とにかく、聖書を根拠として女は蔑まれ、
魔女や同性愛者たちは焚刑に、子どもたちは鞭打たれ、
アフリカの人たちが奴隷となり、戦争が正当化されてきた。

>しかし、神父は、この行為は人殺しだと習わなかったのか?
異教のイエローモンキーだもん。
人を殺したわけではない。
アウシュヴィッツも同じだな。
教皇でさえ、人殺しだと習ってないよ。

川崎で、またいやな事件が起きたなぁ。
今日と明日で、書いてみる。
  1. 2019/05/30(木) 21:20:22 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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