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qinggengcai

僕の毎日は、事実に基づいたフィクションであり、 21/xx


    真に与えられたもの、
    真の現実は見出されるものでなければならない。
    何処に現実の矛盾があるかを知る時、
    真に我々に対して与えられたものを知るのである。
    ―― 絶対矛盾的自己同一/西田幾多郎



    190519.jpg

絶対矛盾的自己同一、ってのは、
そんなものを読んでも、何のことかは分からないが、
何のことかが分かった読み手には、
すでに自分が臨んでいる毎日が、
絶対矛盾的自己同一であることの確認になっている。

絶対矛盾的自己同一、ってのは、
そんな呪文の魔法が解ければ、
大仰に有難(ありがた)がることもなくて、
軽い小説も、流行りの歌も、価値に差はなくなって、
普段づかいのカジュアルになっている。

絶対矛盾的自己同一、ってのは、
それは、僕たちが、毎日、考えていることの説明だ。
そうでなければ、誰に理解できるのだろう。
日々の生活から離れて、ドヤ顔で、
難しいことを言い合っているだけなら、

哲学なんて、俗物の虚仮威(こけおど)しで、
いったい何の役に立つのだろう。



    

    あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを守り通します
    君が此処に生きているという真実だけで幸福なのです

    ―― 幸福論/椎名林檎
    ―― 椎名林檎 作詞作曲、1998、東芝EMI



いちばん大切なことは、目に見えない、
そんな台詞は、誰にでも言えるけれど、
それは、目に見えないわけではない。
目に見えているのに、矛盾に隠されていて、
大切なことが見えていないことをいう。

ポーの「盗まれた手紙」は、
隠されていたわけではなく、
最初から目に見える場所にあったのに、
誰も見つけることができなかった。
探偵のデュパンによって謎が解かれるが、

手紙の隠し場所が解かれたのではない。
矛盾が解かれた、ってことである。



    

    探しものが あるのではなく 出会うものすべてを 待っていた
    見たいものと 見せたいものばかり

    ―― 生きる/ザ・クロマニヨンズ
    ―― 甲本ヒロト 作詞作曲、2018、HAPPY SONG RECORDS



    ―― 西田幾多郎哲学論集3 自覚について 他4篇/西田幾多郎 著
    ―― 上田閑照 編、1989、岩波文庫



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年05月23日 00:04 |
  2. 物語論
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

青梗菜さん、おはようございます!!^^

>いちばん大切なことは、目に見えない、
>そんな台詞は、誰にでも言えるけれど、
>それは、目に見えないわけではない。
>目に見えているのに、矛盾に隠されていて、
>大切なことが見えていないことをいう。
「目に見えない」という台詞に対して(?)「目に見えているのに、」と言える師匠が好きです。(勃たないけど)

ただ上の、「生きるザ・クロマニヨンズ」の動画の音量の小ささはいかがなものかと苦言を呈したいのかなと。m(__;m
  1. 2019/05/24(金) 11:15:14 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

>(勃たないけど)
うん、勃たないよね。
でも、いくときは一緒だよっ!
(わけわかんないけど)

>ただ上の、「生きるザ・クロマニヨンズ」の動画の音量の小ささはいかがなものかと苦言を呈したいのかなと。
まったく同意します。
そのうち消されそうだな。

西田幾多郎、椎名林檎、甲本ヒロト、
はらばらですねw。
共通点は、等価ってことだけ♪
  1. 2019/05/24(金) 12:05:13 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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