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tetsugaku poet

qinggengcai

僕の毎日は、事実に基づいたフィクションであり、 6/x


>何が幸せか、なんてのは、
>幸せ、って概念を使って、
>論理を展開した結果として、
>何を求めているのか、
>それによって答が違ってくる。

つまり、目的が先であり、
意味は後づけだ。
目的があるから意味が決まる。
逆に、意味によって、
目的が決められるわけではない。

目的が、生まれてから死ぬまでの、
生の外側にある人なら、
そこに行くことが幸せになる。
天国とか、極楽浄土とか、
目的地に向かうことが幸せを目指す。

しかし、生の外側に物語を持たない人なら、
生の内側に物語を作らなければならない。
生まれてから死ぬまでの間が、
幸福な物語でなければならない。
つまり、幸せを先送りにできない。

例えば、来世を信じるのなら、
現世の生を放棄してもいいけれど、
人生が一回こっきりなら、
二十代も三十代も一度きりで、
ひいては、今日の幸せは先送りにできない。



    190427.jpg

ジル・ドゥルーズっぽく言うと、
何を目指しているのか、
ってのは問題ではなくて、
それは、旅行の目的地みたいなもので、
それがなければ旅行にはならないけれど、

でも、それはたいしたことではない。
行き先に着くことが旅ではない。
その旅の途中で、何を考え、
どのようにふるまい、 誰と出会って、
何を得たのか、それが旅行だ。

僕たちの旅は、貧乏な旅で、
そんなに遠くにも行けないし、
行く先々で雑な扱いを受けるけれど、
それでも、僕らは旅を続けている。
旅の目的は、旅それ自体である。

人は何のために生きているのか、
そんな問いには、答えなくてもいい。
そんな引っかけ問題には、
哲学的に違和を感じて、
戸惑ってみせるのが哲学っぽい。

スピリチュアルや宗教なら、
戸惑いもなく、問いに答えてくれるのだろう。
でも、目的のために生きるのではなく、
僕なら、生きるために目的を定めよう。
プリセットされた目的はいらない。

生きてきた日々が、
生きる意味に変わればいい。



    

    借りものゝ命がひとつ 厚かましく使い込むで返せ
    さあ貪れ笑ひ飛ばすのさ 誰も通れぬ程狭き道をゆけ

    ―― 獣ゆく細道/椎名林檎、宮本浩次
    ―― 椎名林檎 作詞作曲、2018、EMI Records Japan



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年04月28日 00:06 |
  2. 物語論
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

青梗菜さん、こんばんは!!^^

>それでも、僕らは旅を続けている。
>旅の目的は、旅それ自体である。
この引用の2行目の意味がわかんねえっす。でもわかるやうな気もしなくはないっす。m(__;m
  1. 2019/04/28(日) 00:22:01 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

旅≒人生、
貧乏な旅行≒貧乏な人生、
そんなに遠くには行けない≒そんなに立派なことは成せない、
行く先々で雑な扱いを受ける≒出会う人々に雑に扱われる、
それでも、僕らは旅を続けている≒それでも、僕らは生きている。

>旅の目的は、旅それ自体である。
目的地に運ばれて、到着することが目的ではなく、
その旅(≒人生)の途中で、何を考え、
どのようにふるまい、 誰と出会って、
何を得たのか、それが旅(≒人生)だから、
旅(≒人生)の目的は、旅(≒人生)そのものである。

てな感じで、
真に受けてみた。
  1. 2019/04/28(日) 01:24:07 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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