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qinggengcai

現実を生きることは、自分の正しさを生きることである、なんてことはない


現実を見ろ、なんて言う人には、
見えている現実は、誰だって自分と同じ、
という前提がありそうだ。

人はそれぞれが違う現実を生きている、
としたなら、自分と見え方が異なるのは、
それぞれが現実を見た結果である。

現実を見ろ、なんて言われなくても、
それぞれが現実を見た結果として、
それぞれが違う現実を生きている。

見えている現実は誰もが同じとは限らない、
という前提で、現実を見ろ、なんて言うのなら、
自分に見えている現実が正しくて、

自分以外の人に見えている現実は間違いだから、
自分に見えているような見え方で、
誰もが現実を見ろ、という命令になる。



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誰だって、自分は正しい。
誰だって、正しくない自分にはなれない。
ってことは、誰だって、その同じ台詞を言っていい。

他人だって、正しくない自分にはなれないから、
他人だって、自分は正しい、と言う。
では、他人に出会うことは、いつだって、

他人の正しさに出会うことと同義である。
でなければ、自分と出会っているにすぎない。
どんなにたくさんの他人と出会っても、

独りで、自分の視点を固定させるだけだろう。



    

    色んなことを 中途半端なことを 考えて消えてく 幸せのアイデアも
    所詮 君は独りぼっちじゃないでしょう
    生きて死ねば それで終わりじゃないでしょう

    ―― ソングライン/くるり
    ―― 岸田繁 作詞作曲、2018、SPEEDSTAR RECORDS



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年04月05日 00:12 |
  2. 馬鹿
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