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qinggengcai

現実を生きることは、現在を生きること、なんてことはない


僕が理解している僕の世界など、
幻想にすぎない、として、
その幻想を生み出す想像力は、
僕が過去に培養したもので、

つまり、僕の現在の理解は、
僕の過去の経験からの理解でしかなく、
僕が現実を生きることは、
すなわち、僕の過去を生きることだ。

現実は、僕の、という所有格であり、
現実は、過去からの借りものである。
現実は、僕の過去が規定するが、
ただし、過去ほど不確かなものはない。



    170831.jpg



今、起こっていることも、
これから起こることも、
まだ、確かめようがあるのに、
対して、過去は確かめようがない。

おおよそ、歴史に客観性はなく、
歴史は、いつだって主観的なものだ。
未来がどこにも準備されていないように、
過去はどこにも保存されていない。

幸せ、なんて言葉を使って、
僕たちは、不幸を数え上げる。
現実、なんて言葉を使っても、現実は、
現に、実際には、僕たちの、

当てにならない記憶である。



    

    春を想い出すも 忘れるも
    遠き遠き道の 途中での事

    ―― 結詞/井上陽水
    ―― 井上陽水 作詞作曲、1976、FOR LIFE



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年03月31日 00:02 |
  2. 馬鹿
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

コメント

青梗菜さん、おはようございます!!^^

>未来がどこにも準備されていないように、
>過去はどこにも保存されていない。
詩人やのう。m(__;m
  1. 2019/03/31(日) 02:47:57 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

>詩人やのう。
きれいな文やね♪
>現実を生きることは、現在を生きること、なんてことはない
なんて、あほちゃうか、みたいなことを書いてるにしてはw。
  1. 2019/03/31(日) 18:23:56 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

私も、
>過去はどこにも保存されていない。
のとこが、素晴らしいと思いました。
過去はどこに行くんだろう、と思って、
忘れてしまえば、なかったことになるんだな、
と思いました。
  1. 2019/04/01(月) 02:02:11 |
  2. URL |
  3. プラトニックまいまい #-
  4. [ 編集 ]

まいまいさん、こんにちは。

>過去はどこに行くんだろう、と思って、
>忘れてしまえば、なかったことになるんだな、
>と思いました。
はははw、そうなる。
なかったことになる♪w

たぶん、過去がたくさん記憶に残っている人と、
ほとんど忘れてしまう人がいるよ。
僕は、忘れて、忘れて、
なかったことになる人だと思う。
  1. 2019/04/01(月) 12:49:54 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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