FC2ブログ

tetsugaku poet

qinggengcai

趣味はブログ 13/14 ―― マルクス・ガブリエルが語る 欲望の哲学史 序章


>キャップはペンではないし、
>インクもペンではない。
    キャップを外したところで、
    ペンの数は、増えも減りもしない。
    数はペンに対応するが、
    ガブリエルは、数に数を対応させる愚を冒す。

>CH2もCO2もペンではない、というためには、
>「1本のペン」がなければならない。
    逆に、ペンを見て、それはCH2であってペンではない、
    という者がいたとして、しかし、その者には、
    すでに「1本のペン」が観えている。
    否定形、ってのは、肯定形を否定して作るんだ。

>ペンはペンだけではペンではないし、
>人の手とペンでペンである。
    スケールは大切だ。
    物理学でも、化学でも重要だが、
    哲学でも、文学でも重要だ。
    なにより、ふつうの生活で重要だ。

    ペンは人の手とペンでペンになる。
    長さ5mmのペンや、太さ50cmのペンは、
    ペンに似ているけれど、ペンとは違う。
    ペンではあるが、ペンではなく、
    それは、常に、必ず、
    ペンの形をした何かである。

>人がいなければペンはない、というためには、
>「1本のペン」がなければならないし、
    ペンの形をした何かではなく、
    筆記具として用いるものがペンであるのなら、
    筆記する者がいなければペンはない。
    人がいなければペンはない。

>世界観を持った、人がいなければならない。
    「1本のペン」が存在する、
    ただ、それだけのためにさえ。



    

    手放してみたい この両手塞いだ知識
    どんなに軽いと感じるだろうか

    ―― おとなの掟/Doughnuts Hole
    ―― 椎名林檎 作詞作曲、2017、Ariola Japan



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2019年01月26日 12:14 |
  2. 自分らしさ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

ガブリエルが、私は左手に何個の物を持っていますか?
と問うて、答えるに、量子的な意味で答える人がいたとして、そういう人とは僕らは日常の会話が成り立ちませんよねー。
僕らが、この世で生活するためには、ごく当たり前の「世界観」、誰にも共通する世界観を共有する必要がありますよね。
デカルトだって、全てを疑った訳ですが、日常生活で、いちいち、目の前の物はないんじゃないかっか、2+3は、6じゃないかとか疑った訳ではない。それは真理に到達する為の「方法的懐疑」であって、自明の日常的な生活と哲学的な世界をきちんと分けていた。
逆に言えば、僕らが暮らす自明の日常的な世界を哲学が侵食するとどうなるか?ガブリエルの問い。
それはそうと、寒すぎるけど、去年もっと寒くなかった?
僕は別世界にいたけどね〜。
  1. 2019/01/26(土) 18:34:25 |
  2. URL |
  3. oki #-
  4. [ 編集 ]

okiさん、こんにちは。

>ガブリエルが、私は左手に何個の物を持っていますか?
>と問うて、答えるに、量子的な意味で答える人がいたとして、そういう人とは僕らは日常の会話が成り立ちませんよねー。
まったく、雑な番組だったわw。
ここは、物理学の教室でも、化学の教室でもないから。
左手に何個の物を持っているか、ってのは、当然、
哲学的に、左手に何個の物を持っているか、ってことで、
文脈は、身体と道具の関係に支配される、って誰だって思うよ。

そして、ガブリエルを批判する言説でさえ、哲学的でなければならない。
ここは、物理学の教室でも、化学の教室でもないから。
>ガブリエルは、数に数を対応させる愚を冒す。
って僕のつっこみは、哲学的だと思うぞ。
数字の「7」が、ブーメランになって帰ってくるんだ♪

カテゴリーを守れ、ってことだわ。
「東京の地下鉄」のカテゴリー・ミステイクが、
ブーメランになって帰ってくるんだ♪

世界観を守れ、ってことだわ。
ガブリエルに世界観があっても、なくても、
そんなことは僕は知らない。
とにかく、今、ここにある、世界観を守れ、ってこと。
そして、ペンを手に持ったのなら、身体性を無視するなよ。
そのとき、スケールは、顕微鏡のことではない。

ペンを手にしたときのスケールは人だもん。
人の身体とペンで筆記具になる。
ペンを筆記具と呼ぶとき、人の身体は筆記具だ。
身体を物とすることは、
他方で、物を身体とすることだ。
世界を身体化することだ。
「1本のペン」が存在するには、
>世界観を持った、人がいなければならない。

>それはそうと、寒すぎるけど、去年もっと寒くなかった?
>僕は別世界にいたけどね〜。
カルロス・ゴーンも寒いだろうなぁ。
  1. 2019/01/26(土) 19:54:02 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック URL
http://qinggengcai.blog2.fc2.com/tb.php/1806-51f9f92f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)