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鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい、の感想文 5/7


金子みすゞの詩は、
飾らないけれど、思いやりのある言葉で、
僕たちに語りかけてくる。
―― なんてことを書こうと思えば、
たぶん、僕にだって書ける。

ついつい見過ごされてしまう小さなもの、
例えば、鈴や、小鳥に対しても、
優しいまなざしを向けて、真実を見つめる。
そして、誰かの悲しみを自分の悲しみとして、
―― なんてことなら、いくらでも。

金子みすゞに思いやりとか、
優しさを見つけることで、
それを表向きの理由にして、
自分の思いやりや、
優しさを見せつけることくらい、

金子みすゞの悲しみを踏みつけにして、
自分の心の豊かさをひけらかすことくらい、
鈍感で、心のない僕にだって、いくらでも。



    

    だいたい夜はちょっと感傷的になって
    金木犀の香りを辿る

    ―― 金木犀の夜/きのこ帝国
    ―― 佐藤千亜妃 作詞作曲、2018、Universal Music Japan



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2018年09月21日 00:02 |
  2. 感想文
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

コメント

5/7って、もう原稿が出来ているのかい?m(__;m
  1. 2018/09/21(金) 00:12:05 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

>5/7って、もう原稿が出来ているのかい?
うん、できた。
オチは、きのこです♪
  1. 2018/09/21(金) 00:23:43 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

お空、の時点で、
敵だ!と思ってしまうなぁ。
  1. 2018/09/21(金) 01:03:25 |
  2. URL |
  3. プラトニックまいまい #-
  4. [ 編集 ]

まいまいさん、こんにちは。

>お空、の時点で、
>敵だ!と思ってしまうなぁ。
みつをのファンシー風味みたいなものかな。
  1. 2018/09/21(金) 10:50:54 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

こんばんは!

>鈍感で、心のない僕にだって、いくらでも。

どうにも、多くのヒトビトが自分のことを(自分だけは?)
「繊細で特別な存在」だなんて思い込みたいみたい。

その思い込み自体が、とても鈍感で凡庸な心理のような気がする。

いやね、どうやったってナニカの投影としてしか、詩も風景も人物も自分だって見れやしないのだろうし、否応なく晒され侵入してくる情報群に対して、どこかを鈍磨させてなきゃ生きてもいられないのだろうけど。

「鈍感故に誰かを傷付けてしまった」
なんて悔いのひとつやふたつ、生きてりゃあるでしょうに。
その取り返しの付かなさに、どう対峙するかで基本的な態度が
「ちがって」きそう。

「繊細故に傷付いたワタシ」
なんてことの多弁とか、それを善しとする風潮には、どうしても
「みんないい」
とは思えないのです。


えっと、金子みすゞからは、この一文も遠くに離れちゃいました。

詩や詩人に限らず、テキストの内に(向こうに?)自己を観る、他者を観る、他者を通じた自己を観る
「どれでもいい」のでしょうが、
「鈍感だったかもしれない自分」とか「傷付けてしまったかもしれない自分」の隠蔽や言い訳、開き直りのような態度まで
「みんなちがって、みんないい」のかしらん?

逆に、解釈の醜悪さについて、心象の気持ち悪さを
「醜悪でキモチワルイ」
なんて書いても、それも含めて
「みんないい」
といえるのかなぁ?なんて。
  1. 2018/09/21(金) 18:54:06 |
  2. URL |
  3. K工芸 #-
  4. [ 編集 ]

金子みすずの悲しみを踏みつけにして〜。
だいたい言いたいことが予想できますよ〜。結論が〜。
あとは、6と7が、その予想に合っているか、確かめましょう。
なるほど、そういう見方もできるか〜。

  1. 2018/09/21(金) 19:19:23 |
  2. URL |
  3. oki #-
  4. [ 編集 ]

K工芸さん、こんにちは。

>どうにも、多くのヒトビトが自分のことを(自分だけは?)
>「繊細で特別な存在」だなんて思い込みたいみたい。
ふふふw、うん、そうみたい。
たぶん、それが何であれ、
人は、自分が論証したいことを論証する。
自分は、繊細で、特別だっ♪
繊細ゆえに傷つきやすい自分の、傷つきやすい繊細さを承認しろっ♪

>その思い込み自体が、とても鈍感で凡庸な心理のような気がする。
例えば、
>飾らないけれど、思いやりのある言葉で、
>僕たちに語りかけてくる。
>優しいまなざしを向けて、真実を見つめる。
>そして、誰かの悲しみを自分の悲しみとして、
なんて文章を書く自分は、気持ちがいいんだろうな。
繊細で、特別なんだろうな。

>自分の思いやりや、
>優しさを見せつけることくらい、
>金子みすゞの悲しみを踏みつけにして、
>自分の心の豊かさをひけらかすことくらい、
対して、こっちは、醜悪で、気持ちが悪い。
でも、断然こっちが、繊細で、特別なんだなぁ♪

>「鈍感だったかもしれない自分」とか「傷付けてしまったかもしれない自分」の隠蔽や言い訳、開き直りのような態度まで
>「みんなちがって、みんないい」のかしらん?
なんだか、いろんな組み合わせが浮かんで、
抽象できませんがw。

肯定的なフレーズに隠されている半端ない否定とか。
寛容な見かけをした容赦のない不寛容とか。
そんなのが、僕を傷つけます。
愛、だとか、思いやり、だとか、優しさ、だとか、
誰からも反論されないような正しさ。
説得もいらない、正当化もいらない正しさ。
そんなのが、僕を落胆させますわ。
  1. 2018/09/21(金) 20:52:56 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

okiさん、こんにちは。

>金子みすずの悲しみを踏みつけにして〜。
>だいたい言いたいことが予想できますよ〜。結論が〜。
ははは♪w
もうそこはいいか、って気がしてきたw。

テクストの、あるフレーズだけを切り取って、
一人歩きをさせて、みんなの手垢にまみれさせて、
また戻して、縫い合わされても、
作者は死んで、もう解釈を決められません。
金子みすゞの織り方で、僕がそう思える織り方で、
テクストを織り直してみたくなります。
  1. 2018/09/21(金) 20:54:24 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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