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qinggengcai

人それぞれ 6/x


個人には多様性があり、
考え方は「人それぞれ」に違う。
        個人は平等に扱われるから、
        それぞれの考えは等価だ。

短絡が感じられるとしても、
利口で、立派な意見だと思う。
        しかし、そんなのは、自由で、平等で、
        優しいけれど、嘘だと思う。
あるいは、憲法の条文でも、
練っているつもりだろうか。

        僕は、毎日の生活で、
        個人を平等には扱っていない。
差別主義といってもいいくらいに、
決定的な価値づけをしている。
        僕には、少数の大切な人たちがいて、
        多数のどうでもいい人たちがいる。
そして、膨大な数の、関心の持ちようがない、
まったく知らない人たちがいる。

        「人それぞれ」というときの「人」は、
        「それぞれ」でも構わない「人」である。
どうでもいい「人」の正しさや、
まったく知らない「人」の正しさである。
        僕は、大切な「人」には、
        「人それぞれ」なんて思えない。

僕は、どうでもいい「人」を、
「人それぞれ」に埋もれさせて、
        家族や、恋人や、友達や、
        僕にとっての特別な「人」を、

        「人それぞれ」から引き上げている。



    

    君の事以外は考えられなくなる
    それはいい事だろ?

    ―― 傘がない/UA
    ―― 井上陽水 作詞作曲、1972、Polydor



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2018年03月31日 21:01 |
  2. 馬鹿
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