FC2ブログ

tetsugaku poet

qinggengcai

それそれ、その通り (。-`ω´-)ンー


言語において、
私たちのメッセージは<他者>から私たち宛てに到来する。
差出人と受取人が入れ替わって。
―― ラカンの『エクリ』の序文。

書く、ということは、
僕が、誰かに宛てて発信したメッセージを、
まず僕が読むけれど、
それは、他人からのメッセージとして読むことになる。

僕は、青い字の手紙が書きたくて、
でも、書きながら、赤い字として読むことになる。
赤い字の手紙にしないと、
僕にも、誰にも読むことができない。

文章は、本来、他人のフレーズであり、
僕の文章は、その実質は、
多くの他人のフレーズの中から、
僕が選んで、加工したものに過ぎない。

文章を書く、ということは、おおよそ、
他人の赤い字によって書くことからは逃れられない。
しかし、僕が文章を書く動機のほとんどは、
それと僕の青い字との不一致感だろう。

僕たちは、自分が持っていないものを与えて、
それを拒絶してくれるように頼む。
赤い字のメッセージを差し出したくせに、
青い字を受け取れという。

そのような無理難題をふっかけないと、
メッセージを伝えることはできない。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017年11月27日 21:34 |
  2. 恋愛
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック URL
http://qinggengcai.blog2.fc2.com/tb.php/1517-a0a442db
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)