馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

No one I think is in my tree, 2/3


僕の樹では、
他人によって作られた僕が、
他人を妄想しているらしい。
なんだか、僕は不確かで、
他人のほうが、余程、
確かな気がしてくる。

        自分と他人なら、
        自分は必ず遅い。
        僕が出来上がってくる前から、
        僕には、すでに他人がいて、
        僕は、他人に遅れて、
        この世界に生まれた。
風が吹いたり、雨が降ったり、
朝には明るくなって、
夜には暗くなって、
僕には、すでに自然があって、
僕は、自然に遅れて、
この世界に生まれた。
        だから、僕が生まれなくても、
        世界はそれ自体として、
        存在したと思う。
        僕が生まれたから、
        そう思えるようになった、
        と言うこともできるけれど。

他人も、自然も、
自分から区別して、
樹から降ろしてしまうことが、
できるのだろうか。
他人と関わらなければ、
人は他人の中に自分を配せない。
        自然と関わらなければ、
        人は自然の中に自分を置けない。
        世界と関わることで、
        世界と自分が同時に生まれる。
        僕の樹には、僕のほかに、
        誰もいないみたいだ。

        でも、それはまったく間違っていて、
        納得できない、って考えている。



    



    ―― Strawberry Fields Forever/The Beatles
    ―― John Lennon 作詞、Paul McCartney 作曲、
    ―― 1967、Parlophone



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017年11月11日 21:07 |
  2. 荘子
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