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無何有の郷、藐孤射の山 1/x


原文、
心乎之無何有乃郷尓置而有者
藐狐射能山乎見末久知香谿務

訓読、
心をし無何有(むかう)の郷(さと)に置きてあらば
藐孤射(はこや)の山を見まく近けむ

仮名、
こころをしむかうのさとにおきてあらば
はこやのやまをみまくちかけむ

―― 作者未詳、万葉集、巻十六



心を無為自然の世界に置いていれば、
遥か遠くの、神人の住む異界を、
間近に見るのだろう。

「無何有の郷」と「藐孤射の山」を、
『荘子』から引いてきて、
「藐」と「知香」で遠近を対比させる。

詠み人知らず、天平の教養人。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017年10月22日 20:14 |
  2. 荘子
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