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qinggengcai

夢に胡蝶と為る 3/x


みんなに共通の価値観って、
何があるのだろう。
例えば、人との関わりが大切だとして、
みんなが、当たりまえに、
それに承認を与えているゆえに、
人は、替えが効くのかもしれない。

誰もが、同じように、
人との関わりが大切、と言うのなら、
同じような言葉を選んで、
同じような話を繰り返すのなら、
大切なはずの人との関わりも、
代替可能に成り下がってくる。

誰かの言葉の繰り返しなら、
その誰かは、誰でもいいし、
繰り返す誰かも、誰でもいい。
さらには、人でなくてもいい。
僕は、スマホを見るから、
静かにしてほしい。

髪を切っているときも、
タクシーの車内でも。



    

    僕らが手にしている 富は見えないよ
    彼らは奪えないし 壊すこともない
    世界はただ妬むばっかり



例えば、人との関わりが大切だとして、
自分の言葉で話す人なら、
代替が不可能になってくる。
精神的な富を、
分かち合ってくれる人がいなければ、
その心の豊かさは、

豊かであるゆえに、
その豊かさの持ち主を壊してしまうだろう。



    ―― ありあまる富/椎名林檎
    ―― 作詞、作曲、椎名林檎、
    ―― 2009、EMIミュージック・ジャパン


    …… なぜなら、いま彼女が身をもって知ったこと
    ―― それは、もしほかの人びととわかちあえるのでなければ、
    それを持っているがために破滅してしまうような、
    そういう富があるということだったからです。
    ―― モモ/ミヒャエル・エンデ 著、大島かおり 訳、
    ―― 2001、岩波書店



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017年10月16日 22:02 |
  2. 荘子
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