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qinggengcai

嘘っぱちの善人


というわけで、
善人、という人はいない。
善が相対的なら、
善人も相対に回収させて、
当たりまえに帰結する。

心の底から本気で、
自分を善人と思える人は、
宗教か、何かの思い違いか、
その思いを支えるものは、
いずれにしても、善ではない。

善人たちは、人それぞれ、とか、
みんな違ってみんないい、とか、
寛容ぶったことを言うけれど、
そんなのは、相対ではなく、
思考停止のフレーズである。

違っていい程度も、
良いと思える範囲も、
あらかじめ定まっていて、
その閾値を超えたときは、
善人は、いいなんて言ってくれない。

善人が好きなフレーズは、
見かけが正しくて、
きれいだから、疑えないし、
疑っても、善人には分かってもらえない。
寛容なふりをした不寛容で、

無自覚な嘘っぱちで、
そんなのが、最も人を傷つける。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017年07月23日 12:16 |
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