馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

哲学は、抽象


        知識や情報を取り込んで、
        もの知りになることで、
        人は考えなくなる。
考えなくても知っているし、
知っていることなら、
考えるには及ばない。

        そして、考えることは、
        知っているかどうか、
        には係っていない。
正確を期すのなら、
知っていると思えるかどうか、
に係っている。

        知識を頭の中に入れて、
        もの知りになっていくことに、
        どれほどの価値があるのだろう、
などと、学識のない僕なら、
負け惜しみを言ってみる。
僕は、ウィキになりたいわけではない。

        何かを考えるときには、
        知識や情報が少ないほうが、
        抽象性が保たれる。
そして、逆説めいてくるが、
抽象性が高いほうが、
知識や情報の量は多い。

        具体的な知識は、
        抽象的な知識を、
        損なわせてしまう。
顕在的な知識は、
潜在的な知識を、
埋もれさせてしまう。

        抽象性は、輪郭を持たない。
        だから、考えて縁取りたくなる。
        抽象性は、空白をもたらす。
だから、考えて埋めてみたくなる。
しかし、知識や情報は、
たいていは、具体的なものだ。

        具体的に説明されると、
        僕は、何も考えられなくなる。
        願わくば、もっと、

        抽象的に言ってくれ。



    140821d.jpg



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2017年07月04日 23:24 |
  2. 反スピ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:13

コメント

確かにテレビを見ていると、知識オンパレードですね。バイキングでも時事ネタを流すのですから。
おそらく抽象的なことは人の心には届かないのでしょうか。率が取れない…

しかし、ちょっと飛躍的表現で伝わりにくいかもしれませんが、
抽象が崩壊し、いや崩壊させ、インターネット等を介して具体から、一から、日本社会全体が再構築されようとしているのかもしれませんね、と個人的に思います。
だからこそ、これらの具体を丁寧に拾いあげ、抽象を築きあげることが大切なのでしょうか。

例えば、地球温暖化に関する様々なデータはあるものの、どれが信頼できるのか、最近宇宙科学者ホーキングは金星と同程度の温度まで上昇する可能性を示唆しましたが。

結局は、抽象を単に縁取るというより、情報社会の中で、沢山の具体を取捨選択しながら積み上げる膨大な作業をチームワークプレイで挑んでいく運命なのかもしれませんね。
  1. 2017/07/05(水) 22:41:01 |
  2. URL |
  3. ジダンを吸う男 #-
  4. [ 編集 ]

物知りになるも何も、「経験したことのない〜」ことばかり起こる。
数十年に一度の大雨とは、要は、一生涯に一度しかない大雨で、九州の熊本地震は、本震と思ったら、余震で、その後にもっと強い揺れが来たという「経験則から外れる地震」だった。
毎日のように、こんなことばかり起こるから、普通の人は、熊本地震なんて忘れているかと?九州の方は違うのか?
なんか、全てが繋がっているようにも思う。
立ちすくすしかないようにも思う。
何がこれから起こる?分からない。
哲学は解決出来る?この不安を?
瀧野さん〜彼も九州男性か〜返事してくれ、大丈夫だと。それが、少しだけの安心。
  1. 2017/07/05(水) 23:29:53 |
  2. URL |
  3. oki #-
  4. [ 編集 ]

>具体的な知識は、
抽象的な知識を、
損なわせてしまう。
顕在的な知識は、
潜在的な知識を、
埋もれさせてしまう。

『墓場で幽霊をみた。
いや、違う。それは墓石に多く使われている御影石が電気を溜めやすく、その放電が脳のシルヴィウス溝に影響して幻覚を見せただけだ。』

この例題の『幽霊』という認識に対して青梗菜さんは抽象的な知識と感じるのか、それとも具体的な知識と感じるのか(笑)
  1. 2017/07/06(木) 04:44:46 |
  2. URL |
  3. 小奈鳩ユウイ #0TSJikig
  4. [ 編集 ]

ジダンを吸う男さん、こんにちは。

長いな~、強引ですが、ジダンさんに略します。
どうしてもいやだったら言ってください。
ジダ男さんにします。
(をいをい、二択かいっ♪w)

>結局は、抽象を単に縁取るというより、情報社会の中で、沢山の具体を取捨選択しながら積み上げる膨大な作業をチームワークプレイで挑んでいく運命なのかもしれませんね。
はい、具体性か抽象性か、なんて二項対立がくだらないのですけど、
その前に、世の中は具体性が優位になっているから、
くだらなくても、まずは、二項対立によらざるを得ないのがもどかしいですw。

温暖化が進んでいる、
いやいや、そんなものはでっちあげの陰謀だ、
違うよ、逆に地球は冷えてるよ、
って、どれが正しいかなんて分からないし、
僕たちは、正しさなんてたいして役に立たないことも知っています。
正直に言うと、正しさ、なんて恥ずかしい。
シニカルぶってるほうがかっこいい。

僕の主張の正しさは、誰かにとっての正しさを意味しないし、
どちらかといえば、
「もっと、具体的に言ってくれ」
ってのが世の中の正しさです。
それを知ってるから、僕は、
「もっと、抽象的に言ってくれ」
って書くわけで、
僕の正しさと、世の中の正しさが同じなら、
僕には、書きたいことなんて何もないんだな。

そのあたりのあれこれ、
ジダンさんなら、きっと分かってもらえる。
リンクしました。
どうしてもいやだったら言ってください。
少々いやと言われても外しませんが。
(をいをい、一択かいっ♪w)
  1. 2017/07/06(木) 20:12:34 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

okiさん、こんにちは。

>哲学は解決出来る?この不安を?
哲学には無理だな。
ますます不安にさせる。
スピならできるよ。

そんなのは、ベルクソンに訊いてみたい。
ユダヤ教神秘主義に影響を受けながら、
科学思想にめっちゃ優れていて、
神学ではなく、とても哲学。
スピノザ、シェリング、ベルクソン、
グノーシスの科学者たち、
彼らの神は、例えば、聖書の下世話な神ではなくて、
うっとりするほど美しいわ。
  1. 2017/07/06(木) 20:13:33 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

ユウさん、こんにちは。

>この例題の『幽霊』という認識に対して青梗菜さんは抽象的な知識と感じるのか、それとも具体的な知識と感じるのか(笑)
具体的、かなぁ。

『墓場でなんだかよく分からないものを見た』ときに、
墓場で見るなんだかよく分からないものを「幽霊」と呼ぶから、
『墓場で幽霊を見た』になると思います。

つまり、「幽霊」には、
抽象度の高低はあるけれど、
必ず、分からなさ、が含まれていると思います。
「幽霊」が説明され尽くしたときには、
「幽霊」性を失って、直ちに「幽霊」ではなくなってしまう。
つまり、幽霊とは、抽象性がもたらす空白、
縁取れない輪郭です。
  1. 2017/07/06(木) 20:17:38 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

いや、もちろん、理解できますよ。
でも、ちょっと破壊的ですよね。
マルクスの共産主義もそうだったかと思いますが、破壊した後、例えば、誰が指導者になるか、その指導者の指導するためのルール作り等がなく、国民に納得のいく指導ができなかったことがあったかと存じますが。
二項対立の概念に異論はあるとは思いますが(ライプニッツを参照ですね)、もうちょっとだけテレビ等の媒体が流す具体を見つめ、具体を繋ぎ合わせ、抽象という枠で包み込んであげてはいかがですか。
つまり、具体という荒波を受けながら、抽象で包む様です。
  1. 2017/07/06(木) 20:38:40 |
  2. URL |
  3. ジダンを吸う男 #-
  4. [ 編集 ]

ジダンさん、こんにちは。

>でも、ちょっと破壊的ですよね。
はい、僕が抽象性を優位にさせたがるのは、
具体性が優位な世の中と同じくらいに歪んだことなので、
それも承知の上ではあるのですが。

マルクスは、敵と味方の二項対立が鮮やかでしたね。
精神vs物質、ひいては、精神=主体vs物質=客体、
上部構造vs下部構造、上部構造=イデオロギーvs下部構造=生産様式、
ブルジョワvsプロレタリアート。
対立が崩れて、敵を見失ったときに、
進むべき方向がふらふらになったのかな。

>もうちょっとだけテレビ等の媒体が流す具体を見つめ、具体を繋ぎ合わせ、抽象という枠で包み込んであげてはいかがですか。
はい、そうします。
6月の初旬から、反スピの文脈でここまで来ているので、
僕は、勢いが余って、
逆に振れすぎてますねw。
  1. 2017/07/06(木) 21:14:41 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

ん、「ジタン」ですよね。
僕は、「ポール・モール」、
あるいは「しんせい」で。
  1. 2017/07/07(金) 12:47:04 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

青梗菜さん、こんばんは!!^^

具体的にを希求?する私である理由は、考えたくないからかもと感じました。m(__;m
  1. 2017/07/07(金) 22:54:28 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

>具体的にを希求?する私である理由は、考えたくないからかもと感じました。m(__;m
考えると、疲れるもんな。
  1. 2017/07/07(金) 23:00:30 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

>具体的、かなぁ。

>つまり、幽霊とは、抽象性がもたらす空白、
縁取れない輪郭です。

『墓場で見た何だかよく分からないもの』を『幽霊』だと決定しないで
『墓場で見た何だかよく分からないもの』のまま考える…。
と、いうことが可能だろうか~。

『墓場で見た何だかよく分からないもの』は何だったのだろう?
しかし、ここで何かしらの仮定がなければ
『墓場で見た何だかよく分からないもの』について考えることは難しい。その場合、『仮定』は具体性を帯びる。
考えたあとで、
あれは『墓場で見た何だかよく分からないもの』である、
と落ち着くなら抽象的なままだけれど、その過程は必ず具体性を帯びる。
『抽象的に考える』とは『言葉で考えない』に近いような気がする。

ポールモール、懐かしいなあ、前に吸っててました。
フィルター無し(笑)
吸ってると周りに白い目で見られる♪ 匂いがね、酷いんだ、葉巻並みに(笑)
ゴロワーズもいいな~♪
かまやつひろし(笑)
カッコいい曲だ♪
  1. 2017/07/08(土) 06:22:29 |
  2. URL |
  3. 小奈鳩ユウイ #0TSJikig
  4. [ 編集 ]

ユウさん、こんにちは。

>『墓場で見た何だかよく分からないもの』を『幽霊』だと決定しないで
>『墓場で見た何だかよく分からないもの』のまま考える…。
>と、いうことが可能だろうか~。
うん、それは、つらいねw。
この世には、何か秘密があるよね、
って、この世、と言った途端に、
無自覚にあの世の話をしているような。
この世の秘密、って言った途端に、
形而上学は、神秘思想のことになるような。

>しかし、ここで何かしらの仮定がなければ
>『墓場で見た何だかよく分からないもの』について考えることは難しい。その場合、『仮定』は具体性を帯びる。
原因と結果だから、
結果から仮説を立てて、原因にあてはめに行って、収まらない、
ってことを繰り返す。
幽霊が、抽象性がもたらす空白、だとして、
抽象性によってもたらされた空白に、
抽象性を投げ入れても埋まらないよね、ってことかw。

>『抽象的に考える』とは『言葉で考えない』に近いような気がする。
僕たちは、空白を、
空白のままに空けておくことがいやなんだわ。
ファンタジーでもいいから、とり急ぎ埋めたい。
感情移入なのかもね。
空白を感情で埋めている。
シェリングやベルクソンは感情に沿うんだな。

二項対立、ってのは、無理があるなぁ。
抽象というときには、その中には、
すぐに半分近くの具象が混入してくる。

「ゴロワーズ」かっこいいね♪
かまやつはさておきw。
「しんせい」買ってこようかな。
安っぽいパッケージがいい。
  1. 2017/07/08(土) 12:30:02 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #De6CjWPI
  4. [ 編集 ]

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