馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

古池や蛙飛びこむ水の音、閑さや岩にしみ入る蝉の声 2/5


僕が歩いていて、
古池に行き当たる。
僕は池を見て、蛙が飛び込む音を聞く。
ぽちゃん…。
僕はその音を聞いていたのだろうか。

古池や蛙飛びこむ水の音

        僕たちは、蛙が池に跳び込んだときの、
        音を知っている。
        人それぞれに違っていたとしても、
        それが、どんな音なのかは、
        それぞれに想い起こすことができる。

僕が、さっき聞いた音は、
池を見ていたことによって、
想起された音の記憶かもしれない。
僕の耳は、僕の目が連れてきた音を、
聞いていたのかもしれない。

        まるで違う音だったのかもしれないし、
        音など聞かなかったのかもしれない。
        僕は、蛙が池に飛び込むのを、
        注視していたわけではなく、
        微かな水音を聞いていただけだから。

        景色が、音を、
        生み出していたのかもしれない。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2016年12月24日 12:04 |
  2. 詩論
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

芭蕉は、
過去に蛙が水に飛び込んだのを見たことがあるのだろうな…ってことは推測出来ますね♪

ただ、他にも水の中に飛び込むモノを見た、或いは読んだ、記憶があるはず。その幾多もの記憶から『蛙』、
これを選ぶのが芭蕉。

私なら蛙なんて選ばないな~(笑)
美しい虹色の魚が跳ねた音…
孤独な子供が小石を投げ込んだ音…
死のうとして女が身を投げた音…
私の『古池』は蛙を
はね除けます(笑)
  1. 2016/12/25(日) 04:28:31 |
  2. URL |
  3. 小奈鳩ユウ #0TSJikig
  4. [ 編集 ]

ユウさん、こんにちは。

古池です、蛙が飛び込む水の音がします、
ってことで、芭蕉の報告は終了です。
情報量が少ないなぁw。

それ以外の報告は、主語が「私」になります。
「私」の報告が多ければ多いほど、
必ず芭蕉の報告からは離れます。
僕がたくさん書けば、たくさん書くほど、
間違えることが運命づけられています。

それを分かっていて書く、
分かっていて読む、
まず、その了解があるかどうか。
そんなのを結論に持って行きます。
その了解が得られない人なら、僕の解釈なんて、
ぼろくそに馬鹿にしますよw。
  1. 2016/12/25(日) 12:09:26 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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