馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

コンゴ 4/x


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コンゴ民主共和国の現在を理解するには、
過去2、3百年の歴史を考慮しなければならない。

そして、重要なことは、その歴史が、
コンゴ人によって作られなかったことである。

        コンゴ王国での、
        3世紀に及ぶ奴隷貿易の後、

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        1885年から1908年は、コンゴ自由国。
        レオポルド2世による個人の統治と、奴隷の時代。

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1908年から1960年は、ベルギー領コンゴ。
ベルギー王国の植民地時代。

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1960年6月30日、ベルギーから独立。
コンゴ共和国、後にコンゴ民主共和国に改称。

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        しかし、独立から5日後には、
        全土で起きた反白人暴動を鎮圧するために、
        ベルギー軍が介入。

        コンゴ動乱、と呼ばれる内戦に突入する。

7月11日、豊かな鉱物資源を有するカタンガ州が、
コンゴ中央政府から分離し、
カタンガ国として独立を宣言する。

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そこには、ベルギーの後押しがある。

        ベルギー人は象牙やゴムを採集する過程で、
        大規模な金鉱を発見していた。

        さらに、ダイヤモンド、コバルト、コルタン、
        マンガン、ウラニウム、鉄、スズ。

続いて、8月8日、
南カサイ国が、独立を宣言した。

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南カサイは、カタンガ州と同様に、
鉱物資源の採掘地域である。

        国連の介入と、東西冷戦を背景に、
        アメリカ、ソ連、中国などが割り込んでくる。

        加えて、利権絡みの部族闘争で、
        南アフリカ、ジンバブエ、アンゴラ、ウガンダなど。

ソ連に支援を求める首相と、
アメリカ寄りの大統領が対立する。

国軍参謀総長モブツのクーデターと、首相の殺害。
そんなごたごたが、コンゴ動乱。

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        1965年、アメリカの支援を受けたモブツが、
        再度のクーデターにより、実権を掌握。

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        後にザイール共和国に改称する。

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        その後32年間、モブツ大統領の独裁が続く。

モブツは、東西冷戦を利用して、
西側先進国からの支援金を一手に担い、
そのほとんどを着服した。

不正蓄財は、総額50億ドルと推定される。

        経済はめちゃくちゃで、ザイールのGDPは、
        32年間で65%減少した。

        莫大な鉱物資源と、
        不安定な政府が共存した国には、

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        さらに苛酷な未来が待っている。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2016年11月18日 19:54 |
  2. 歴史
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

ザイール、懐かしい名前だ。
コンゴのすぐ傍には、南スーダン、自衛隊が活動している国だ。
世界大戦は起こらないけど、これからも、内戦は盛んになっていきますね〜。
ISに日本人の後藤さんが殺害されて、2年、当時は、シリアに拠点を置かずに、トルコに置けば、という声があったけど、今は、トルコもメチャクチャ。
後藤さんが敢えて殺害されたのは、彼がキリスト教徒という事もあったようですが、日本は、こういう事態にどう関わるべきか。というのも、遠くて近い話。
  1. 2016/11/19(土) 01:08:14 |
  2. URL |
  3. oki #-
  4. [ 編集 ]

okiさん、こんにちは。

ザイール、ってコンゴだったのですね~。
僕は、そんなことも知らなかったw。

ひとつ前の記事で、
子供たちの画像を貼ったけど、
僕の文章はひどいよね。
「黒人の手首は、通貨である」だってw。

キャプションのように添えるなら、
「この子たちの未来のために」とかね、
もっと収まりがいい文章があるよな。

次は、主語を僕にして、
言い訳めいたことを書いてみます。
  1. 2016/11/19(土) 18:18:32 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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