馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

嫌い、について 2/x


        嫌い、というのは、
        ネガティブな感情だから、
        なるべくなら、
と書けば、その後に続く文脈は、
だいたい察しがつく。
しかし、嫌いなものは嫌いだ。
        嫌いなことを嫌わない嫌いなど、
        嫌いではない。
        嫌い、とは、

嫌いなものごとを、
嫌うことである。


        嫌い、というのは、
        不必要な感情ではない。
        必要だから、嫌い、がある。
                などと、積極に解するが、
                僕の、その積極さは、
                なぜかポジティブとは呼ばれない。
        好き、を肯定して、
        嫌い、を否定する。
        そんなのは、恣意的に過ぎると思う。
                好きなことだけをして、
                嫌いなことはしない、
                そんなわがままと何も違わない。

        嫌い、からの逃避を、
        僕は、ポジティブとは呼ばない。



    140821d.jpg

好き、なら誰でも向き合える。
向き合う必要さえ感じない。
嫌い、を避けないことのほうが難しい。
        好き、は考えなくてもいいけれど、
        嫌い、は僕を考え込ませる。
        思い返すのもいやなことだけれど、

嫌い、が思考を鍛えてくれる。
思い返すのもいやなことだから。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2016年10月08日 11:28 |
  2. 好き嫌い
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

話がどんどん進んで、青梗菜さんの思考はー。
嫌い、は難しい。
ゴキブリが嫌い、なら分かるけど、あの人嫌い。をどう解するか?
なんとなく、嫌悪感がする、これは、ゴキブリが嫌いと同じか違うかというと多分違うな。
この、先天的な嫌悪感は、人によって違う。
Aという人が、直感的に感じる嫌いとBという人の嫌い。は多分違う。
しかも、直感的には嫌いでも、何度も会って話しているうちに、打ち解けることもあるし、これは男女の間で良くあるようだけど、相手が自分に好意を持っていることがわかると、何となく、その人のことをこっちも気になるということが起こる訳で、つまり、嫌いは好きに転化する。
更に言えば、学生時代にあんなに嫌いだったAという教科が、歳を重ねるにつけ好きになる事もあるし、これは難しい。
しかも、嫌いという感覚は哲学や倫理学の主題となる事もない、不思議だ。
  1. 2016/10/08(土) 22:36:18 |
  2. URL |
  3. oki #-
  4. [ 編集 ]

okiさん、こんにちは。

>ゴキブリが嫌い、なら分かるけど、あの人嫌い。をどう解するか?
うん、ゴキブリが嫌い、については、
まきがいさんが教えてくれましたよ~♪
ゴキブリは、嫌いというよりも、
考え続けることができないw。
嫌い、ではあるけれど、限りなく無関心に寄っている。
あの人嫌い、ってのは、
自分が大切にしているものごとを、
損なわせたり、傷つけたりする人かな。
言葉が通じない人とか。

好きと嫌いは裏返しなので、
好きも嫌いも、考え続けることができることがらです。
好きから嫌い、嫌いから好きへの転化も、
大好きだったゆえに、大嫌いになったり、
いつまでも好きでいることができたり、
わけが分かりませんよね~。

嫌いなことの方が考えごととしては切実で、
僕たちは、たぶん、嫌いなことに出会わないと考えない。
だから、考えることが好きな人は、
嫌いなことで頭が埋め尽くされる。
好きなものごとが少なくて、
嫌いなものごとが多くなる。

>しかも、嫌いという感覚は哲学や倫理学の主題となる事もない、不思議だ。
そうそう、検索も不可能で、
答はどこにも落ちてないなぁ。
  1. 2016/10/08(土) 23:34:01 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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