馬鹿の世界の点景になりたい。

qinggengcai

神の無理ゲー (。-`ω´-)ンー 5.b/5 ―― multiple endings


……
それが
/星として生れた
    数であるならば
    それは存在するにしても
    /断末魔のとりとめない幻覚とは別に
    それは始まりそして止むにしても
    /現われるや否定され閉じられるのではあるが湧き出て
    /結局は
    /夥しくも拡散してまばらになり
    それは数えられるにしても
    /単位でさえあれば総計による明証として
    それは照らすにしても
それは
/もつとわるい
/いな
/以上でもなく以下でもなく
/一様に同じだけ
偶然であるだろう
……
    ―― 『骰子一擲』、
        /ステファヌ・マラルメ著、秋山澄夫訳
        1991、思潮社



マラルメの「骰子一擲」を、
僕は、宇宙の始まりと、
桜の花弁の比喩と誤読する。
それ以外の誤読は、僕にはできない。

さておき、宇宙の始まりと桜の花弁は、
僕には、どちらも神を認めざるを得ない出来事だが、
宇宙の始まりが神の摂理なら、
神は、「無」に書きつけられている。

僕は、黙り込んで、手ぶらで引き返すだけ。
僕が引き返す地点の先で、宗教が語り始める。



    160409.jpg



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2016年04月10日 12:09 |
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:6

コメント

マラルメは、言葉から意味を剥奪してるから意味を追おうとすると難解だなあw 訳詩でもあることだし。
マルチプルアウトも やりたい放題出来る♪

私には、
魂の持つ場が粒子を引き寄せてマテリアライズ(受肉って書くと甚だしい誤解を招くのでw)して拡大…やがて霧散して行く…というシーンが浮かび上がってくるのです。

始まり…という点では青梗菜さんと同じ読み方をします。
一擲となれば
サイコロを振ったのだから何かしらの目が出るという結果が起こることの始まり。

詩。意味を剥奪した「言葉の並びの偶然性」。それを楽しめる人は日本にどれくらいいるのかなあ?
詩の言葉の偶然性を宇宙の偶然性と並列化させる試みをどれだけの人が顧みるのかなあ?

マラルメの詩を勉強してる人は多いだろうけど、楽しんでる人は少ないだろうなあ…。
いやはや、なんともw
  1. 2016/04/10(日) 17:05:48 |
  2. URL |
  3. 小奈鳩ユウ #0TSJikig
  4. [ 編集 ]

ユウさん、こんにちは。

『骰子一擲』は、1秒に1兆回振り出されるサイコロで、
サイコロは偶然と同義。
>/現われるや否定され閉じられるのではあるが湧き出て
それは、広がり切れず、反転して収縮する宇宙で、
>/夥しくも拡散してまばらになり
それは、広がり続ける宇宙。
『骰子一擲』の抽象は、僕には具体的すぎて、
かえって不安になりますw。

>マラルメの詩を勉強してる人は多いだろうけど、楽しんでる人は少ないだろうなあ…。
詩を勉強する、って発想が分からんw。
せっかく読み解かれることへの反発を隠し持っているのに、
読み解いてどうするw。
せっかく読み手に生まれた詩を、
学問にしてどうするw。
ってか、権威者がやった『骰子一擲』の解説を、
そのまま受け容れる奴隷根性で、詩なんか読まないでほしい。
んなやつは「ペトロの手紙」でも読んでればよろしい。

権威者の感受性をすり抜けて、
支配者の検閲をかい潜って、
届けたい人にだけ届く詩もある。
そんなのは、いくらでもある。
  1. 2016/04/10(日) 19:43:21 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

>詩を勉強する、って発想が分からんw。

まさにっ(笑)

でもね~、マラルメに限らず、
ジョイスを勉強してます
デルヴォーを勉強してます
ラカンを勉強してます
ストラヴィンスキーを勉強してます
などとネットには書かれているのですよw

そういう文面を見ると
ああ、勉強してろっ。そんで先生と答え合わせしとけ。
などと、私は思うのでした。

ぺテロの手紙は面白いですよ~♪
ぺテロ第1 2:16
『あなたがたは自由人として行動しなさい。その自由を、悪の口実に用いないで、神の奴隷として用いなさい。』
やなこった(笑)
悪をやるつもりは無いけど奴隷になるつもりも毛頭ない。

聖書は面白いけど、聖書の奴隷にはならない。
詩は面白いけど、詩の勉強なんぞクソくらえ。
あら、私としたことがハシタナイ…およよ…w
  1. 2016/04/10(日) 21:29:54 |
  2. URL |
  3. 小奈鳩ユウ #0TSJikig
  4. [ 編集 ]

ユウさん、こんにちは。

>でもね~、マラルメに限らず、
>ジョイスを勉強してます
>デルヴォーを勉強してます
>ラカンを勉強してます
>ストラヴィンスキーを勉強してます
>などとネットには書かれているのですよw

なんとっ(笑)

勉強をディスるわけではないけど、
よりによって、勉強しにくい人ばかりだなw。

>やなこった(笑)
きゃ~w。
ぺテロ第1の2章っていいよね~w、
2:13で、統治者としての皇帝に服従しろ、って言ってる。
おかげで、磔になった者、ライオンの餌食になった者、
ネロの庭を照らす松明として焼かれた者が続出w。
支配権力への従順が、信仰の表れだとしたら、
最も信頼される奴隷だと思うわ。
  1. 2016/04/10(日) 22:21:41 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

青梗菜さん、

(ステファヌ・マラルメを検索しました。^^;)大きい、小さいということがあるだけでも、僕はもうこの宇宙とか自分がどういう仕組みなのかわからぬす。キリスト教をいう言葉を見聞きしなければ神社とお寺の多い私の環境?の中で私は唯一の神という考えを知らずに死んだと思います。うーん、でも居ないと思うなあ。m(__;m(神頼みはするけど)
  1. 2016/04/11(月) 16:50:47 |
  2. URL |
  3. くわがたお #-
  4. [ 編集 ]

がたおさん、こんにちは。

>大きい、小さいということがあるだけでも、僕はもうこの宇宙とか自分がどういう仕組みなのかわからぬす。
大きい、小さいとは何か、これはもういいなw。
なぜ、大きい、小さいということがあるのか、これは答の手がかりさえ無理ですわ。
宇宙と自分の仕組み、これは答が、というよりも、考え方がいろいろありそうです。
いろいろある考え方の中で、どの答を持って生きるか、それは選んでいいよね~。
正しいとか間違いとかはこの際どうでもよくて。

例えば、宇宙は僕が存在するための補完、だとしても、
生きることについては、何も言ってない。
つまらなく生きても、宇宙が僕を補完していることは変わらない。
そんな正しさは、いらないよなぁ。
  1. 2016/04/11(月) 22:09:48 |
  2. URL |
  3. 青梗菜 #-
  4. [ 編集 ]

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