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趣味はクルマ 16.m/xx ―― 「恋」と<恋>


「恋」や<恋>の精度は、
経験とともに上がってくる。
そして、あらかじめ、または同時に、
自分が固まってくる。

自分がふわふわに溶けているのなら、
自分の「恋」や<恋>も決まらない。
世の中に流通している「恋」や<恋>を、
自分の「恋」や<恋>にするほかはないだろう。

いわゆる、自己肯定、ってのは、
きっと、そういうことだ。
自分が固まっていないのなら、
肯定する自分など、すぐに見失う。

自分で自分を知らないのなら、
自己肯定、なんてことはできない。
知らないものごとに対しては、
もとより、肯定も否定もないから。

自分で自分を理解していないのなら、
自己肯定、なんてことはできない。
僕たちは、知らない人を肯定できないし、
理解できない人を肯定しないもの。

そして、きっと、自分で自分に、
「恋」をしていないのなら、
自己肯定、なんてことはできない。
僕たちは、<恋>をしてしまった人を、

肯定することはないから。



    

    まだまだ醒めない アタマん中で ロック大陸の物語が
    最初ガーンとなったあのメモリーに 今も温められてる さらに育てるつもり

    ―― 醒めない/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、2016、Universal J



マライア・キャリー、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、山下達郎、
僕なら、ワム!の「ラスト・クリスマス」。
でも、もう聴き飽きて、頭の中で鳴り続けているので、
一昨年のクリスマスに急逝したジョージ・マイケルの、

「ワン・モア・トライ」を。

    

    ―― One More Try/George Michael
    ―― George Michael 作詞作曲、1987、Columbia



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2018年12月24日 00:24 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.l/xx ―― 「恋」と<恋>


>「恋」や<恋>が先、理由は後。
>理由からは、好き嫌いは生まれない。
>すでに生まれてしまった好き嫌いの後から、
>理由は、好き嫌いを追い越そうとする。

「恋」や<恋>は、自分の感情だから、
正しいも、間違いもない。
「恋」や<恋>は、持ってしまった感情だから、
持つな、と言われても、もう遅い。

持とうと思っても持てるものではなく、
持たないでいようと思っても、
持ってしまうものだから、
すべての「恋」や<恋>は、手遅れである。



    

    的外ればかりまた謝って ゆがんでいることに甘えながら
    君の指先の 冷たさを想う

    ―― さらさら/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、2013、Universal J



今、ここで、自分が、持ってしまった、
「恋」や<恋>という感情ではあるけれど、
それは、過去の自分が、現在の自分に与えてくれたから、
今、ここで、自分に、「恋」や<恋>が生まれた。

そう考えたなら、僕たちは、絶対的に遅い。
すでに、まったくの手遅れで、
始まりに思えるものごとは、
すでに、とっくに終わったものごとである。

いわゆる、自分を信じる、ってことは、
きっと、そういうことだ。
自分が信じられない、ってときは、きっと、
自分の「恋」や<恋>の精度が低いと思えるときだ。

自分の「恋」や<恋>が信頼できないときだ。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2018年12月23日 12:52 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.k/xx ―― 「恋」と<恋>


>ばらばらに思えるそれぞれの選択も、
>同じ僕の意志から出た行動なら、
>そこには必ず調和がある。

僕があって、僕の行為がある。
そして、あらかじめ、または同時に、
僕の行為があって、僕がある。

過去の、そして、現在の、
僕のそれぞれの行為が、
僕の美徳や、不徳を説明してくれる。

人のさまざまな行為が、
それぞれの人の真や、善や、美を表現し、
真、善、美にも必ず調和がある。

真、善、美は、哲学や、倫理学や、
美学から名づけられた、
同じ現象のそれぞれの名辞だ。

意識していても、いなくても、
すべての行為が、その人の体現で、
説明不要の「恋」や<恋>が待ち受ける。

くだらない話での息づかいも、
居住まいも、佇まいも、一瞬のまなざしも。
下手なポエムを書くことや、

古いクルマの錆取りでさえも。



    

    くだらない話で 安らげる僕らは
    その愚かさこそが 何よりの宝もの

    ―― 愛のことば/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、1995、Polydor



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  1. 2018年12月21日 12:03 |
  2. ラパン/ミニ
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  4. | コメント:2

趣味はクルマ 17/xx



    181124.jpg

アンテナの錆は、落とせる気がしない。
買ったほうが早い。

真鍮のワイヤーブラシで軽くこすって、
栄技研の「花咲かG」に漬けて、

3日間浸して、引き上げて、
「サビ取りクリーム」で磨けば、

やはり、落ちる気がしない。



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  1. 2018年12月17日 19:03 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.j/xx ―― 「恋」と<恋>


>難しいのは、安っぽい「恋」をすること。
軽率で、思慮の浅い「恋」をすること。
考え始めると、ミニなんか乗れないもの。

このクルマが好き、という気持ち。
それだけで何もいらない。
そんな簡単なことが、思いのほか難しい。

たかが、趣味のクルマ選びだけれど、
それは仕事選びにも似ているし、
恋愛にも似ているし、結婚にも似ている。

ばらばらに思えるそれぞれの選択も、
同じ僕の意志から出た行動なら、
そこには必ず調和がある。



    

    思い出せる いろんなこと 花咲き誇る頃に
    可愛い話ばかり 転がってた

    ―― 若葉/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、2008、Universal J



条件をしっかり比べて選ぶ人なら、
絶対にミニなんか選ばない。
賢いと呼ばれるような人たちなら。

賢くなるのは、僕はもうあきらめた。
他人の価値観で、ものごとは選べない。
それで他人にほめられても虚しい。

僕は愚かなままで行こう。
自分が、正しいと思ったことを、
次もまた実行できるのは、その正しさを、

ミニが説明してくれるからである。



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  1. 2018年12月15日 21:14 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.i/xx ―― 「恋」と<恋>


「恋」や<恋>が先、理由は後。
理由からは、好き嫌いは生まれない。
すでに生まれてしまった好き嫌いの後から、
理由は、好き嫌いを追い越そうとする。

好き嫌いに理由を付与しようとして、
時折り、僕たちは間違える。
往々にして、難しいのは、
理由を考えることではない。

例えば、同調圧力を受けながら、
予定調和に向かわせることも、
あるいは、風変わりな思いつきで、
独自性を打ち出してみることも、

きっと、考えることなんて、
実は、ぜんぜん簡単なことで、
難しいのは、理由を与えようとする自分を、
自分で抑え込むこと。

難しいのは、安っぽい「恋」をすること。
難しいのは、薄っぺらい<恋>をすること。



    

    アイニージュー あえて 無料のユートピアも
    汚れた靴で通り過ぎるのさ 自力で見つけよう 神様

    ―― 運命の人/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、1997、Polydor



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  1. 2018年12月14日 12:43 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.h/xx ―― 「恋」と<恋>


>「恋」も<恋>も、自分だけのものだ。
>自分の内側から外側に表して、
>誰かとコミュニケートしたときから、
>「恋」や<恋>が共有される。
>「恋」や<恋>が誰かのものになる。

ってことは、他人の「恋」も<恋>も、
外側で判断される、ってことだ。
自分の「恋」や<恋>なら、
内側から外側に表さなくても、
直ちに、内側で判断できるのに。

自分の気持ちは、そのまま自分の気持ちだ。
自分の気持ちなら、すでに生まれた後である。
他人の気持ちは、行為の外形に再生する。
では、他人の「恋」や<恋>の、その実質は、
その他人を除いた人たちによる、

他人の「恋」や<恋>の創造である。
各自の「恋」や<恋>の擬制である。



    

    ちょうどいい頃に素敵なコードで 物凄い高さに届きそうです
    言葉より触れ合い求めて 突き進む君へ

    ―― スピカ/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、1998、Polydor



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  1. 2018年12月10日 19:41 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.g/xx ―― 「恋」と<恋>


例えば、無謀な「恋」でも、
あるいは、軽率な<恋>でも、
自分の内側から外側に表さなければ、
まだ無謀でも軽率でもない。
まだその愚かさを愚かと呼ぶ者はいない。

「恋」も<恋>も、自分だけのものだ。
自分の内側から外側に表して、
誰かとコミュニケートしたときから、
「恋」や<恋>が共有される。
「恋」や<恋>が誰かのものになる。

「恋」をする理由なら、
どんな理由でも構わない。
どんな理由でも好きな理由になる。
何でも理由になるのなら、
相手は、理由なんて求めてこない。

<恋>をする理由も、
なくても構わないけれど、
しかし、<恋>をされる相手は、
嫌われる理由を求めてくるし、
何でも理由になる、ってわけではない。



    

    誰かを憎んでたことも 何かに怯えたことも
    全部かすんじゃうくらいの 静かな夜に浮かんでいたい

    ―― 流れ星/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、1999、Polydor



<恋>をすれば、相手からも嫌われる。
どんなつながりも持ちたくないのに、
嫌いな相手と、嫌いという関係を作る。
その関係の中で、嫌いな相手を主題に据えて、
<恋>の理由を考えなきゃならない。

嫌いな誰かのために、
嫌いな誰かを思いながら。



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  1. 2018年12月09日 21:43 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.f/xx ―― 「恋」と<恋>


>僕たちが棲むこの世界では、
>理由もなくものごとを嫌う、ということが、
>なぜか、悪いことだとされている。
だから、<恋>には理由が必要だ。
<恋>には理由がないにも拘らず。

人でも、ものごとでも、
わけもなく嫌うのはよくないから、
こじつけでも、間違いでも、嘘でも、
理由をでっち上げなければ落ち着かない。
<恋>は理由を備えて嫌いに落ち着く。

嫌いなものは、見続けたくない、
聞き続けたくない、感じ続けたくない。
考え続けたくないから嫌いであり、
もとより理由なんか考えたくない。
そんなものに感受性を働かせたくない。



    

    ぬるい海に溶ける月 からまるタコの足
    言葉より確実に 俺を生かす

    ―― さわって・変わって/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、2001、Universal Polydor



探し物が見つからない、ってのはつらい。
ここにもない、そこにもない、
違う、違う、ない、ないという否定の連続だ。
いつまでも探し続けていられないから、
適当にでっち上げて終わりにしたい。

ぐちゃぐちゃに絡まった頭で、
考えているつもりでも考えていない。
考えたくないんだから、
主題的に意識していられない。
理由を考えているつもりでも、頭は、

悪口のフレーズばかりを考えている。



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  1. 2018年12月07日 21:37 |
  2. ラパン/ミニ
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趣味はクルマ 16.e/xx ―― 「恋」と<恋>


>僕たちは、理解し得ない<恋>を嫌う。
理解し得ない「恋」は嫌わないのに。
好きなものごとを好きになって、
嫌いなものごとを嫌いになること自体には、
好きも嫌いもないはずなのに。

好きになる「恋」が好きで、
嫌いになる<恋>が嫌いなら、
好きなものごとを好きになる、そして、
嫌いなものごとを嫌いになる、っていう、
単純な同語反復、って気もするけれど。



    

    さらに 思い切り 手をのばす 手がふれる
    海原を渡っていく 鳥のような心がここに在る

    ―― つぐみ/スピッツ
    ―― 草野正宗 作詞作曲、2010、Universal J



利点を挙げれば、好きなものごとは、
優しさや、思いやりや、まじめさや、
人としての、グレードが高い資質を、
自ずと引き出してくれる。
自分の優しさを増やしてくれる。

誰だって、優しくなれる自分が好きで、
優しくなれない自分は嫌いだもの。



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2018年12月06日 19:02 |
  2. ラパン/ミニ
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